詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "浅井氏家譜大成"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 小曽戸 洋
    薬史学雑誌
    2023年 58 巻 2 号 87-94
    発行日: 2023/12/31
    公開日: 2024/02/24
    ジャーナル フリー
    柴田承桂(1849-1911)は尾張藩医 永坂周二の次男で,同じ尾張藩医 柴田承慶(1794-1868)の養嗣子となった.実兄の永坂石埭(1845-1924)も医師ではあるが,漢学者・文人として著名である.従来承桂の肖像とされる写真は石埭のものである可能性が高い.承桂の長男は桂太,桂太の子は承二,承桂の次男は雄次,その子は南雄.みな著名人である.薬学関係の知人には熊沢善庵(1845-1906),飯盛挺造(1851-1916),下山順一郎(1853-1912),丹波敬三(1854-1927),大井玄洞(1855-1930),丹羽藤吉郎(1856-1930)らがいた.交友との共著共訳も多い.承桂は東京の幸国寺に分骨埋葬.下山の墓は東京の常泉寺にあり,承桂の兄で漢文の巧みな石埭が墓碑文を撰んだ.下山の像は東大・東薬・犬山にある.丹波とは親交を示す承桂自筆書簡が残っている.丹波の像は東薬に,墓は多磨霊園にあり,最近複数の子孫から多くの遺品が東薬に寄贈された.「生薬学」の造語者である大井の像は江戸川橋公園に,墓は万福寺に現存している.
feedback
Top