詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "浜田大介"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • 竹原 圭祐, 濱田 大介, 土川 寛貴, 北野 美樹
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 1048
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】ことばの音は,肺からの気流を操作することで生成され,発声発語のための動力源は肺からの呼気流によって生ずる力である。呼気を続けていくと,腹直筋,側腹筋(外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋)が働き,腹腔内圧を高め横隔膜を押し上げて呼気を助ける。ステトスンは音声学者としては初めて,発話時に呼吸筋の関与が大切であると述べており,発声の持続時間,声の高さ,強さが増大すると腹部の筋の作用も加わってくることが知られている。我々は,第48回日本理学療法学術大会において,発声時の声の高さが側腹筋の筋厚にどのように影響を与えるのか超音波診断装置を用いて検証し,高い声を出すことにより,内腹斜筋,腹横筋の筋厚が厚くなる可能性があることを報告した。しかし,被験者数が少なかったことと,方法に一貫性がなかったことが課題として残った。そのため,今回被験者数を増やし,方法を統一して行ったため以下に報告する。【方法】対象は腰痛の既往のない健常人10名(男性8名,女性2名),年齢平均26.2±3.97歳で,側腹筋の筋厚は超音波画像診断装置(GE Healthcare社製LOGIQe)およびリニアプローブ(12MHz)を用い,検者間での差が生じないように,検者は1名とした。被験者をベッド上背臥位とし,ベッドから1mの高さに騒音計(サンコー社製小型デジタル騒音計RAMA11O08)を設置し,被験者は騒音計のモニターで声の大きさを確認できる状況で通常の高さでの発声(以下通常時),出来るだけ高音での発声(以下高音),出来るだけ低音(以下低音)での発声を,70dBの大きさで行い,発声開始から5秒時の筋厚(外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)を測定,比較した。発声の言葉は「あ」,計測する側腹筋は右側,発声の順序はランダムとし,測定部位は腸骨稜と肋骨下縁の間で,床と平行な直線上とした。測定結果の各筋厚の比較には一元配置分散分析を用い,多重比較を行った。【倫理的配慮,説明と同意】被験者に対し,実験の目的および方法を十分に説明し,承諾を得た上で検証を行った。【結果】1.外腹斜筋通常時の筋厚は7.15±1.5mm,低音の筋厚は6.88±1.68mm(変化率96.2±10.6%),高音の筋厚は7.26±1.67mm(変化率102.4±16.4%)であった。2.内腹斜筋通常時の筋厚は11.01±3.52mm,低音の筋厚は11.32±3.57mm(変化率101.7±9.8%),高音の筋厚は11.51±3.89mm(変化率105.6±20.6%)であった。3.腹横筋通常時の筋厚は4.47±1.33mm,低音の筋厚は4.95±1.42mm(変化率111.0±10.4%),高音の筋厚は5.66±1.54mm(変化率128.8±16.4%)であった。多重比較の結果,すべての筋において通常時,低音,高音での筋厚に有意差は認められなかった。【考察】人間の発音や発声は,呼吸器系による空気が声帯ヒダの間を通るときにおこる声帯ヒダの振動によって生じる。音の高さと量は,空気が声帯ヒダを通るときの速度と圧力に左右され,それは呼気筋である腹部の筋の活動に影響を受ける。今回の検証では騒音計を使用し,音の量は一定に設定したため,高い声を出すためには呼気筋である腹部の筋の活動が増加することが予想された。変化率では,高音での発声において,側腹筋の筋厚は通常時と比較すると増加する傾向があり,特に腹横筋において増加の値が大きくなった。腹横筋は腹部内圧の調整,腰背腱膜の緊張,仙腸関節の圧迫などを介して脊柱の安定化に寄与するとされている。また,脊柱安定化運動の方法は諸家により報告されているが,伊藤は出来る限り表層筋を収縮させず深層筋の単独収縮から動作を開始し,エクササイズの難易度が上昇するにつれて,表層筋の参加による動作の安定性を目指すことが目標となると述べている。これらのことをふまえると,高い声を出すことで深層筋である腹横筋の収縮が得られ,脊柱の安定性が向上することが可能となれば,患者の負担が少なく,容易に行える方法となるのではないかと考えられる。今回の検証の結果,高音,通常時,低音のそれぞれの発声において,有意差は認められなかったものの,継続して検証していく必要があると思われる。【理学療法学研究としての意義】今回,発声時の声の高さが側腹筋の筋厚に与える影響について,検査方法を統一し,被験者数を増やして再度検証した。発声により体幹の安定性が向上することが確認されれば,身体的な負担も少なく,容易に行え,患者自身が楽しみながら行える体幹トレーニングの一つとなるのではないかと考える。
  • *濱田 大介, 熊田 仁, 田中 貴広, 安達 佳輝
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 1000
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    変形性膝関節症(以下膝OA)に対する足底挿板療法において、外側ウェッジ(以下LW)と内側アーチサポート(以下AS)を組み合わせて処方し、有用性がみられたとの報告がある。本研究の目的は、2種類の足底挿板(LW、LW+AS )が歩行に及ぼす影響を検討することである。
    【対象および方法】
    対象は20歳代の健常男性1名。測定条件は、足底挿板非装着、LW(最大厚部が8mm)装着、LW+AS(最大厚部7mm)装着の3条件とし、測定機器はOxford Metrics社製VICON460とAMTI社製床反力計を同期させ、歩行解析ソフト(DIFFGAIT)により1歩行周期の股関節外転モーメントと足関節底屈モーメントを算出した。また、立脚時間の測定と股関節部、膝関節部、足関節部の各マーカーを結ぶ線のなす角度(以下大腿下腿角度)を求めた。股関節外転モーメントでは立脚期中の2峰性の波形から2つのピーク値(p1、p2)を求め、3条件下で比較した。各足底挿板は右足にのみ装着させ、自然なスピードで歩行してもらい、3回の平均値で比較した。
    【結果】
    LWでは、非装着と比較し股関節外転モーメントのp1が15.5%減少、p2は16.2%減少した。大腿下腿角度においては非装着に対し立脚初期より変異がみられ、平均で1.32°、最大で2.25°外反方向への変異を示した。LW+ASでは、股関節外転モーメントは非装着とほぼ同様の結果となった。大腿下腿角度においては立脚中期以降、変異を示し平均で1.05°、最大で1.83°外反方向への変異を示した。また立脚時間をそれぞれ比較すると非装着では0.60秒、LWでは0.61秒、LW+ASでは0.72秒であり、LW+ASで立脚時間の延長がみられた。
    【考察およびまとめ】
    LWではp1、p2の減少と立脚期中の大腿下腿角度において内反抑制がみられた。一方でLWにASを組み合わせたことにより、LW装着時にみられたp1、p2の減少が消失し、また大腿下腿角度も立脚初期において非装着と近似した角度を示した。これらのことより、ASを組み合わせることで立脚初期の変化としては、LWの効果を干渉する可能性が示唆される。しかし、立脚中期以降の大腿下腿角度はLW以上の内反抑制を示した。また足関節底屈モーメントピーク値はLW+ASで最も高い値を示した。このことから、ASにより前方への推進力が向上し、立脚時間の延長をもたらしたと考える。立脚中期以降、林らの報告にもあるようにASの作用によって足内在筋が優位に働いたと推察する。
    本研究を通して、LWの効果としては、下肢全体の内反抑制が立脚初期から働き、アライメント矯正には効果的であるが、ASを併用することで、足部の安定性の向上と立脚期全域での内反抑制効果が得られ、膝OAに対する足底挿板療法としてより効果を発揮することが期待される。
  • *岩橋 洋子
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 999
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】足底板とは靴の中敷にあたる部分に凹凸を付けて調節するものである。足底板についてはいくつかの報告がされているが、効果についての報告は少ない。臨床場面では障害のある患者へ運動療法と足底板を併用して理学療法を行うことは多いが、足底板の処方は評価から作製までが理学療法士の経験で行われている部分があり、私自身一連の過程や作製した足底板が適切であったか、判別が難しいと感じることがある。まだ過去の作製数も少なく、利用者の特徴でのパターン分けや傾向を見出すことはできていない。しかし1症例ごとに足底板の効果を明らかにしていくことが、足底板を作製する上での考え方や技術の向上につながると考える。
    【目的】本研究の目的は普段から臨床で作製している足底板の効果を評価することである。
    【方法】対象は骨関節疾患のない成人5名である。足底板使用・不使用で時間距離因子・静止立位と片脚立位の前額面での下肢アライメント評価・自由歩行での歩容を評価した。前額面の下肢アライメントは両側のASIS、膝蓋骨中央、脛骨粗面、外果部レベルで脛骨中央、両ASISを結んだ線の中点(以下、中点)の計9点へ標点を貼付し、静止立位、片脚立位の大腿骨と脛骨のなす角度、両ASISを結んだ線が水平線に対して傾斜した角度、中点の水平移動距離を算出した。計測にはデジタルビデオカメラを使用した。計測は5名を対象に行ったが抄録では1名の結果を記す。
    【被験者Aの評価及び問題点】後足部は左右ともに回外傾向が強く、1列は底屈位、足底腱膜は左でより固い状態であった。片脚立位では骨盤からの移動が少なく、上半身の側屈を用いて重心移動を行っていた。歩行は左踵接地後の全足底接地していく際にKnee-inし、左立脚中期以降に体幹の右側屈が生じ、右立脚期でさらに増悪していた。
    【被験者Aの結果】時間距離因子と静止立位、片脚立位での下肢アライメントには著明な変化が認められなかった。しかし、標点は貼っていないが左片脚立位にて上半身位置の変化や、歩容では左立脚中期以降の体幹右側屈が減少していた。
    【考察】左片脚立位の上半身位置の変化や歩行時の右側屈の減少が認められたが、これは足底板が足圧分布を変化させ、関節中心と床反力作用線との距離が変化したためにモーメントに変化を与えたのではないかと推察される。今回の下肢アライメント評価は被験者A以外でも変化が少ない傾向があった。作製した足底板の適切ではなかった可能性と評価のパラメータとして下肢アライメントの使用が適切ではなかった可能性がある。今回の計測では上半身位置の変化が数名で認められており、今後は上半身位置の変化をおう評価方法も行ってみたい。
  • 小林 信彦, 田村 明
    日本物理学会講演概要集
    2000年 55.2.4 巻
    発行日: 2000/09/10
    公開日: 2018/03/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 岡崎 次男, 安藤 義則
    日本物理学会講演概要集
    2000年 55.2.4 巻
    発行日: 2000/09/10
    公開日: 2018/03/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 神谷 周, 佐々木 成朗, 三浦 浩治
    日本物理学会講演概要集
    2000年 55.2.4 巻
    発行日: 2000/09/10
    公開日: 2018/03/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 尾崎 信彦, 丹原 匡彦, 山崎 順, 濱田 大介, 白浜 晃一, 河野 日出夫, 大野 裕, 竹田 精治
    日本物理学会講演概要集
    2000年 55.2.4 巻
    発行日: 2000/09/10
    公開日: 2018/03/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 浜田 大介, 加藤 直三
    日本船舶海洋工学会講演会論文集
    2008年 6 巻 2008S-G5-4
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/12/28
    会議録・要旨集 フリー
  • ─ 大仙市の留学生モニターツアーを事例にして ─
    岩動 志乃夫
    季刊地理学
    2017年 69 巻 1 号 34-49
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/23
    ジャーナル フリー

    秋田県大仙市は人口減少,少子高齢化等の進展による地域の衰退に危機感を抱き,地域再生へ積極的に取り組むため,角間川地域活性化協議会を組織した。特に観光面での充実を図るため,外国人留学生を対象としたモニターツアーを実施した。初めて大仙市を訪れる参加者に花火大会鑑賞,花火工場見学と模擬花火玉制作体験,古民家見学,茶道体験,花火寿司創作体験,角間川盆踊り体験といった内容について評価してもらった。その結果,ほぼどのツアーでも評価が高いのは花火大会鑑賞,花火工場見学と模擬花火玉制作体験, 茶道体験,個別評価に差がみられるのは古民家見学,花火寿司創作体験,比較的評価が低いのは盆踊り体験であった。同協議会は知名度のある花火関連内容の高評価に自信を深め,個別評価に差がみられる内容や評価の低い内容については今後の観光化の展開に修正や再考をしていくことになった。大学との連携によるモニターツアーの実施は今後の事業展開に向けてたいへん有意であり,今後の地域振興促進に向けて同協議会の意欲向上へと結びついた。

feedback
Top