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クエリ検索: "無言館"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • ~中学校美術科における藤田嗣治の戦争画《アッツ島玉砕の図》の鑑賞授業について2~
    小林 久美子
    美術教育学研究
    2017年 49 巻 1 号 169-176
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    本研究では,藤田嗣治の《アッツ島玉砕の図》と,靉光の《風景[眼のある風景]》,長野県に所在する‘

    無言館
    ’に展示されている没画学生の作品との比較鑑賞授業を行い,授業後の生徒の感想から,「戦争画」鑑賞授業の意義や効果を考察するものである。鑑賞にあたっては3つの視点(①作者の視点,②鑑賞者の視点,③現代の視点)を設定した。特に②の鑑賞者の視点であるが,《アッツ島玉砕の図》と,靉光の《風景[眼のある風景]》は当時のメディアや軍部の視点を,‘
    無言館
    ’に展示されている没画学生の作品ついては,当時の身近な人たちがどのように感じたのか,一画学生が無名であったからこそ家族や友人の思いも含み,「戦争画」を多角的に捉える授業展開を行った。この授業を通して,戦時中に立ち位置の違う画家たちの思いを汲み取り,現代に生きる自分たちの課題に気づき,自分の未来像についても考えようとする様子が確認できた。

  • 内城 喜貴, 小出 重幸
    日本科学技術ジャーナリスト会議 会報
    2024年 2024 巻 110 号 9-
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/30
    解説誌・一般情報誌 フリー

    どうして惨禍の教訓が伝承されないのか

     新しい年になって一カ月半。立春も過ぎたというのにどうにも気分が晴れない。重い。元日夕方に起きた能登半島地震が影を落としているようだ。

     (内城喜貴)

    2023 JASTJフィールドツアー報告

     JASTJ有志の「信州見学ツアー」が、2023年10月27日~ 29日、長野県上田市を中心に開催され、計13人が参加した。

     (小出重幸)

  • 柳沼 宏寿
    美術教育
    2020年 2020 巻 304 号 18-27
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2021/05/02
    ジャーナル フリー
    This paper considers what kind of art education is needed through an international comparison of pictures of war drawn by children of their experiences during a war.
    In the Shimokawate hamlet of Matsunoyama in Tokamachi city, Niigata prefecture, approximately 3,000 works of photography and calligraphy drawn by children from the Taisho to the Showa period have been stored. They include those drawn of war, reflecting social background and educational philosophy of the time. In particular, comparing pictures of war drawn by children in Poland with those in Japan in the same period, a clear difference is observed between the two countries. The difference was interpreted from perspectives of "War Imagined by Children" and "War Seen by Eyes of Children" in the paper. It was also considered in reference to trends in art educational circles and the art world of the time as well as the theory of knowledge of J. Dewey.
    In the conclusion of the paper, I have suggested the following three points. The first is the importance of "direct experience" in children's expression. The second point is the importance of vision for peace in art education. The third point is the effectiveness of educational utilization of regional historical materials. Finally, I have mentioned the meaning of how Herbert Read rephrased "Education through Art" as "Education for Peace."
  • 中村 延江
    心身医学
    1998年 38 巻 3 号 181-187
    発行日: 1998/03/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    性役割は, 生物学的な性別に基づいて社会的文化的な要因で規定され、性役割に対する意識は個人のアイデンティティを中心とした心理社会的あり方を規定していく。したがって, 役割の混乱, 破綻あるいは喪失はアイデンティティ危機となり, 心身症を引き起こすようなストレスとなる。中年期は, 心理社会的意味で生活領域との関わりが大きく変動し, アイデンティティそのものが揺れ動き, 性役割意識も混乱し破綻をきたすことが少なくない。性役割意識の混乱や破綻がストレスとなって心身症を発症した中年期のケースを呈示し, 中年期に遭遇する身体的心理的社会的要因とBemの性役割スケールを参考に, 伝統的性役割意識が与える影響を検討した。
  • 正田 浩司
    地学教育と科学運動
    2000年 34 巻 19-26
    発行日: 2000/06/26
    公開日: 2018/03/29
    ジャーナル フリー
  • ~中学校美術科における藤田嗣治の「戦争画《アッツ島玉砕の図》」の鑑賞授業について~
    小林 久美子
    美術教育学研究
    2016年 48 巻 1 号 161-168
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/31
    ジャーナル フリー
    本研究では,藤田嗣治の「戦争画」《アッツ島玉砕の図》と,丸木位里,俊夫妻の《沖縄戦の図》との比較鑑賞授業を行い,授業後の生徒の感想から,「戦争画」鑑賞授業の意義や効果を考察するものである。《アッツ島玉砕の図》の鑑賞では,3つの視点(①作者の視点,②当時のメディアや軍部,鑑賞者の視点,③現代の視点)を設定し,多角的に戦争画を捉えられるようにした。また,《沖縄の図》は,修学旅行での佐喜眞美術館のギャラリートークで鑑賞を深めた。授業を通して,戦中戦後の国民の心理状態がどのように変化して来たかを想像し,「戦争画」特に「玉砕画」や「反戦画」の芸術的価値や社会的位置を考察することができた。そして,現代に生きる自分たちの課題に気付き,自分たちの未来像についても考えようとする様子が確認できた。
  • ──生活協同組合における平和運動──
    山縣 宏寿
    生協総研レポート
    2016年 78 巻 52-60
    発行日: 2016年
    公開日: 2023/04/05
    ジャーナル フリー
  • 有田 洋子
    美術教育学:美術科教育学会誌
    2023年 44 巻 19-36
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/01
    ジャーナル フリー
    千葉大学の美術教育学の制度的成立過程の三段階を解明した。第一段階:千葉師範学校から千葉大学へ美術教官の多くは移行した。移行しなかった教官は文検出身者であった。美術科教育関係授業は分担されていた。第二段階:昭和39年2 月学科目省令発足時の同大学美術関係学科目は絵画,彫塑,構成,美術理論・美術史,美術科教育の五つ全てで,各学科目への人員配置も迅速になされた。美術科教育の学科目には森桂一が所属した。第三段階:大学院設置を目前に,戸田健夫と長南光男が美術科教育に所属を移動した。昭和57年4 月に大学院教育学研究科と美術教育専攻が設置され,これにより千葉大学の美術教育学の制度的基盤は成立した。
  • ―― 国語・教科書と文学・作品 ――
    須貝 千里
    日本文学
    2015年 64 巻 4 号 21-36
    発行日: 2015/04/10
    公開日: 2020/05/26
    ジャーナル フリー

    ① 本報告は、田中実氏とともに立ち上げ、おおよそ二五年余り取り組んできた「文学研究と国語教育研究(実践)の相互乗り入れ」という〈事業〉の一環としてなされる。

    ② 問題を本大会・文学研究の部のテーマである「教科書と文学」に焦点化するならば、このテーマは「国語・教科書と文学・作品」というように把握し直されなければならない。このことによって、与えられたテーマの「問題提起」を掘り起こすことができるからである。とすると、包含する課題は次のようになる。「国語」と「文学」、「教科書」と「作品」、「国語」と「教科書」、「文学」と「作品」、「国語」と「日本語」、「教える本」と「学ぶ本」、「物語」と「小説」、「作品」と「テクスト」などなど、「古文」と「漢文」、「古文・漢文」と「現代文」、「散文」と「韻文」もあるか。さらに課題は細分化できるが、本報告ではそれらを網羅的に論ずる時間は与えられていない。大森荘蔵は「生活上の真偽の分類」を「世界観上の真偽の分類」としてとらえ直し、世界観の転換という課題を提起したが、私はここから浮上してくる問題との関わりで、「国語・教科書と文学・作品」について、総括的に問題提起したい。この提起は、「歴史教科書問題」よりも「国語教科書問題」の方がより根源的問題であることを明らかにしていくはずである。

    ③ 本報告は、「国語科」の壊し方について、文学作品の教材価値とともに論ずる。そのことによって、「国語科」からの文学作品の排除、あるいは戦略的撤退論に対して、「国語科」に文学作品が居座り続けることの居心地の悪さ、この立場に立って「国語科」の壊し方とそのための諸課題を提起することになる。この提起は、ポストモダン思想の台頭によって解体されてしまった「読むこと」の根拠の再構築を〈原文〉の〈影〉の働きに着目することによって図り、〈近代の物語文学〉と〈近代小説〉の違いを明らかにし、〈主体〉の構築という課題に挑むことによって、文学研究と国語教育研究(実践)の新たな地平を切りひらくことを目指しているのである。なお、「文学研究と国語教育研究(実践)の相互乗り入れ」という〈事業〉自体が居座り続けることの居心地の悪さを前提にしている。

  • 富田 与
    四日市大学論集
    2023年 36 巻 1 号 21-39
    発行日: 2023/10/01
    公開日: 2023/11/20
    ジャーナル フリー
  • 史学雑誌
    2003年 112 巻 4 号 525-564
    発行日: 2003/04/20
    公開日: 2017/12/01
    ジャーナル フリー
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