本研究は,児童の石に対する興味・関心を高めることを目的として行ったものである。筆者が勤務する由利本荘市は秋田県の南西部に位置し,山と田畑に囲まれる,自然豊かな地域である。その中に暮らす児童であっても,石に対する意識は低いものであった。そこで児童に対し,石に対する興味・関心を高める試みとして,「石の展覧会」を実施したところ,児童の興味・関心を高めることができた。そして,第 4 回「すべすべ・つるつるの石の展覧会」に出品した児童アンケートから,次のことが明らかになった。1 展覧会に出品した児童は,石が好きで,石を見る傾向があるということ2 展覧会を通じて,児童の石に対する興味・関心が高まったこと3 出品していない児童の中にも,石に対する興味・関心が高まっている児童がいること
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