詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "矢宮神社"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 高田 知紀, 桑子 敏雄
    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
    2016年 14 巻 105-108
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/05/31
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究は,「ある土地において信仰上の重要な役割をもつ神社は,自然災害発生時においても安全性を担保しうる立地特性を有している」という仮説にもとづいて,和歌山県下の398社の神社を対象に,その自然災害リスクのポテンシャルを検証することを目的としている.GISを用いて,津波,河川氾濫,土砂災害のそれぞれのリスクと神社との立地の関係を分析した結果,和歌山の土地に深いルーツを持つイソタケル系神社,熊野系神社,王子系神社の多くは,自然災害に対してのリスク回避性が高い立地であることを明らかにした.
  • 明治末期の神社整理の対象となった和歌山市の神社の変遷
    森田 椋也, 後藤 春彦, 山崎 義人, 野田 満
    都市計画論文集
    2014年 49 巻 3 号 1059-1064
    発行日: 2014/10/25
    公開日: 2014/10/25
    ジャーナル フリー
    都市のみならず集落においても疎遠になりがちな地域住民間の関係構築・維持に神社などの既存の共有財を活かすことが考えられる。かつて政策として行われた神社整理で地域によっては神社の数は著しく減少した。しかしそうして失われた神社が後に祀り直された(再祀が行われた)事例が確認されている。本稿では和歌山市を対象として以下2点を明らかにした。(1)神社跡地の大半は神事とは無縁な場所となっていること。(2)再祀は氏子の共同出資によるものと有志のみの出資で行われるものがある。前者は集落の神社として祀り直すことに終始し、運営内容は慣例的な管理・祭礼であり、持続的運営に問題を抱える傾向がみられた。後者は有志のみの出資の場合、再祀実施時期は終戦から近年にわたる。管理・祭礼に加えて、地域住民間の交流を促す場の提供など、地域に貢献する活動を行っている神社が確認された。 本研究では、再祀の経緯とその後の運営の実態を明らかにするのみに留まったが、氏子組織の規模・特色やその社会的関係等と、再祀が行われるに至った要因や再祀後の運営状況との関連性を明らかにすることを今後の課題としたい。
  • 和歌山県下の398社を対象として
    高田 知紀, 桑子 敏雄
    実践政策学
    2016年 2 巻 2 号 143-150
    発行日: 2016年
    公開日: 2025/03/05
    ジャーナル フリー
    本研究は、「ある土地において信仰上の重要な役割をもつ神社は、自然災害発生時においても安全性を担保しうる立地特性を有している」という仮説にもとづいて、和歌山県下の398社の神社を対象に、その自然災害リスクのポテンシャルを検証することを目的としている。GISを用いた分析、および現地調査を通して、津波、河川氾濫、土砂災害のそれぞれのリスクと神社の立地との関係を分析した結果、和歌山の土地に深いルーツを持つイソタケル系神社、熊野系神社、王子系神社の多くは、自然災害に対してのリスク回避性が高い立地であることを明らかにした。特に、和歌山県において古代から信仰上の重要な意味をもつ王子系神社の立地特性は、津波、河川氾濫、土砂災害のいずれの災害リスクも回避しうるものであることを示した。この研究成果は、伝統的に、神社の立地には災害リスク対応という人びとの意識が反映されていることを意味しており、今後の防災・減災計画を検討するうえでふまえるべき重要な知見となる。
feedback
Top