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クエリ検索: "矢野義人"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 町井 博明, 矢野 義人
    日本蚕糸学雑誌
    1983年 52 巻 6 号 469-471
    発行日: 1983/12/28
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    南西諸島など亜熱帯地域に適する優良な桑品種の選定に資するため, 9月から翌年2月まで, シマグワとシマグワ系自然交雑系統のM28, M32およびM38の枝を30℃の定温器中でさし木し, 15日後の冬芽の発芽状態により休眠の有無を調査した。その結果, シマグワは調査期間中常に発芽率が高く, 非休眠性と判断された。また, M28, M32およびM38もシマグワには及ぼないが同様に常に高い発芽率を示し, 休眠状態は認められなかった。すなわち, M28, M32およびM38の3系統は自発的休眠期 (rest period) を有せず, 温度条件さえ良好であればいつでも発芽しうる態勢にあることが分かった。亜熱帯地域では, 冬芽の休眠は桑栽培の支障になると考えられる。したがって, 冬芽の休眠という観点から判断すると, これら3系統は南西諸島方面に適応する桑品種を選定する上で有望な系統として期待される。
  • 町井 博明
    日本蚕糸学雑誌
    1984年 53 巻 5 号 387-393
    発行日: 1984/10/31
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    南西諸島に栽植されているシマグワ (Morus acidosa Griff.) の栽培技術確立に資するため, 鉢植えした1年生の桑を用い, 側枝の発生及び生長に関する試験を行った。3月下旬に1番枝が発芽伸長した後, 1年以内に2, 3および4番枝の発生が認められた。また, 1番枝は枝長が一般に短く, 2番枝の発生後 (20~30日後) は落葉数が急増した. つぎに, 器官別乾物重の測定から, 乾物生産の主体が1番枝から2番枝へ移行する時期は7月頃であって, その後9月頃までは2番枝が乾物生産の中心的役割を果すものと推察された。相対生長率 (RGR) は樹体の生長とともに増加し, 6月下旬にピークに達した。また純同化率 (NAR) は5月に最大値を示し, 葉面積比 (LAR) は7月に最大となった。これらの結果に基づき, シマグワの生長様相について論議した。
  • 市橋 隆寿, 片桐 幸逸
    日本蚕糸学雑誌
    1985年 54 巻 3 号 241-242
    発行日: 1985/06/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
  • 橋永 文男, 岩堀 修一, 西保 則, 伊藤 三郎
    日本農芸化学会誌
    1981年 55 巻 12 号 1217-1223
    発行日: 1981年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    桑葉離層部の細胞壁分解酵素に対する2-クロルエチルホスホン酸(エセホン)処理の影響を測定するとともに,これら酵素の部位別酵素活性の変化を明らかにした.
    (1) 部位別セルラーゼ活性は離層部の茎側が最も高く,葉柄部が最も低かった.これらの活性は秋が深まるにつれて急増した.しかし, endo-ポリガラクチュロナーゼは逆にわずかに減少した.ヘミセルラーゼとペクチンエステラーゼは時期別変化が少なく,秋にわずかに増加した.葉位による差はセルラーゼで最も顕著に認められ,下部になるほど活性が高かった.
    (2) 桑葉をエセホン処理した結果,落葉が促進され,離層部のセルラーゼ活性が急増した.離層部のセルラーゼはポリアクリルアミドゲル電気泳動の結果, 2つのアイソザイムから成り, Rm=0.16の活性バンドのほうがわずかに早く増加することが認められた.
    (3) exo-ポリガラクチュロナーゼとヘミセルラーゼがエセホン処理により急増し,離層部の離脱に関与したが,反対にendo-ポリガラクチュロナーゼとペクチンエステラーゼは,エセホン処理によって活性が減少したことから,離脱を引き起す酵素ではなかった.
    (4) 以上の結果,セルラーゼとexo-ポリガラクチュロナーゼとヘミセルラーゼが自然状態および化学的に促進した桑葉の離脱に関与することが明らかになった.
  • 大山 勝夫, 返田 助光
    植物の化学調節
    1972年 7 巻 2 号 39-44
    発行日: 1972/10/31
    公開日: 2022/03/20
    ジャーナル フリー
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