詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "秋口ぎぐる"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 石田 喜美
    質的心理学研究
    2021年 20 巻 Special 号 S9-S15
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/15
    ジャーナル フリー
    本稿では,変化しつつある現代日本の図書館と,司書・図書館関係者の姿について現場報告を行う。本稿では特に, アナログからデジタルへとその重点を移行させつつある世界的動向の中,図書館界において注目されている2つのキーワード─「ネットワーク」と「創造性」─に着目し,日本のローカリティにおけるこれらの現れを描出することをねらいとした。はじめに,日本十進分類法擬人化普及委員会や「としょけっと」を例に,公的なネットワークとは異なる場で生起しつつある,新たな草の根的ネットワークの存在を示した。次に,未知なる状況を創り出す「ゲーム」という媒体に着目し,それを調査ツールとして用いた実践での司書・図書館関係者のゲームプレイ上の会話の記述から,そこに見られる創造性の姿を記述した。最後に,司書・図書館関係者が彼らの草の根的ネットワークの中で行う創作活動とゲームプレイ中に見られた創造性とがグラデュエーション状に位置すること,そのどちらもが既存のリソースや環境への応答として生み出されていることを指摘した。その上で,エンゲストロームが提起した「菌根」の概念を援用し,司書・図書館関係者のネットワークや創造性が図書館内外に繁殖する「菌根」に根ざしたものであると考察した。
  • *福田 大年, 江本 千尋, 長内 絵美, 越湖 早希, 小林 臣綸
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2022年 69 巻 PB-16
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/30
    会議録・要旨集 フリー

    札幌市立大学デザイン学部福田ゼミでは、作品制作とその作品を展示し鑑賞し合うことを何度も行なうことから、共観(ともみ)のプロセスを解明する活動を行なっている。共観とは、参加者の視点と立場を共有するときに起きる違いを味わう状態のことである。

    この活動の発端は、協働の楽しさを知るために活動初期に行なったボードゲームや粘土遊びを通して、お互いの視点を味わうことの楽しさに気付いたこと、そしてそれは他者の視点の中に自分の視点との類似点を見つける「共感」、他者の視点へと自分の視点を寄せていく「同調」とも異なることに気付き、その状態に「共観」と名付けたことから始まる。

    本研究では、共観のプロセスを解明するため、まず私たちが行なってきた作品制作と相互鑑賞の実践を振り返り、それぞれの実践の流れを整理した。そして、流れを比較することで、共通点を見出し、違いを味わう状態がどのように発生するのかを考えた。

feedback
Top