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クエリ検索: "秋田大学教育文化学部附属幼稚園"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • ―機能的説明から共感的な捉えへの試論―
    大豆生田 芽吹
    保育学研究
    2024年 62 巻 2 号 67-78
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/02/17
    ジャーナル フリー
    本研究では,「見守る」を従来の非介入によって発達を促す特定の「行動」としてではなく,多様な援助と連続的に,子どもの心に共感的に寄り添う「姿勢」として捉える必要性を示し,幼稚園教育要領を解釈の柱とした文献研究を行って「見守る姿勢」という新たな概念を提案することを試みた。その結果,「見守る姿勢」は,「自然な共感性」「共同注視的な関係性」「姿勢としての見守り」の三つの特徴があると捉えられた。さらに,幼稚園5歳児クラスのフィールドワークを通して得られた事例を,この「見守る姿勢」概念を用いて解釈することによって,「見守る姿勢」が実践を新たな角度から捉えることのできる可能性がある概念であることを示した。
  • 諸岡 美佳, 谷口 清, 神 常雄, 松野 豊
    特殊教育学研究
    1998年 36 巻 3 号 11-21
    発行日: 1998/11/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    言語指示の効果を評価し、その障害特性に応じた効果的指示の在り方への手がかりを得ることを目的として健常幼児及び3群の知的障害児を対象にルリヤのバルブ押し実験により、言語の行動調整機能の発達的特徴とその障害を検討した。その結果、以下の点が明らかとなった。(1)言語の行動調整機能の発達はプランニングと運動の巧緻性の両面の発達に基づいて、コントロールシステムに言語系が優越的に関与し得るようになる経過と考えられる。その発達的変化は4歳後半から5歳にかけて顕著に進む。(2)行動調整の発達過程では必ずしも外言によるコントロール段階を経過するとは限らない。(3)ダウン症児及び精神遅滞児(原因不明群)は精神年齢に応じて言語の行動調整機能の発達を示す。(4)自閉症児はその精神発達水準のいかんを問わず、自己の言語が行動調整に関与する割合は低く、したがって個別的指示の必要性が高い。
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