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クエリ検索: "篠田麻里子"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 母親による子どもに対する「この人」という指示
    戸江 哲理
    社会学評論
    2016年 67 巻 3 号 319-337
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/12/31
    ジャーナル フリー

    家族社会学では, 家族を構造 (であるもの) としてではなく, 実践 (するもの・見せるもの) として捉える研究の道筋が切り開かれつつある. 他方で, 家族とは何かという問いを研究者にとっての問題である以前に, 市井の人々自身にとっての問題と捉える研究も登場している. 両者が合流するところに, 人々の立場からその日々のふるまいを検討するという研究課題が生まれる. 会話分析はこの研究課題に取り組む術を提供する. そこで本稿では, 親をすることや親だということを見せることが可能になるしくみのひとつを解明する. そのために本稿は, 母親が同じ場所にいる自分の幼い子どもを「この人」と呼ぶ発言とそれをふくむやりとりを検討する. この呼びかたは, 母親が子どもを子どもとして捉えていないように思えるだろう. だが, 分析の結果, そうではないことが明らかになった. 「この人」は, 近くにいる (「この」) 人物 (「人」) であること以外に, そう呼ばれた人物についていっさいの特徴づけを行わない. それによって, 「この人」はそう呼ばれた人物をめぐる隔たりを刻印する. 母親は, 自分の子どもを「この人」と呼ぶことによって, 普通の子どもとの隔たりを刻印する. あるいはその例外性を際立たせる. 子どもを例外扱いできる人物は, その子どもをよく知っている人物である. 母親は子どもを「この人」と呼ぶことによって, 自分がそんな人物であることを打ち出せる. 子どもを「この人」と呼ぶことは母親としての特権なのである.

  • 吉田 宏司, 榊 剛史, 松尾 豊
    Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
    2012年 1 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2022/11/07
    会議録・要旨集 フリー

    ソーシャルメディアの普及に伴い,ソーシャルメディアをマーケティングやイメージアップ,支持獲得等のツールとして活用しようという動きが活発化してきている.本論文は,ソーシャルメディアにおける支持獲得方法の構築に向け,アイドルグループであるAKB48に注目し,ソーシャルメディア上でのファンについて,投稿当たり平均ファン数や熱心度という指標を定義し,基礎的な分析を行った.その結果,ソーシャルメディア上でのファンの数の大小は,実世界における人気投票の結果と対応していること,人気の低いメンバーのファンは,その他大勢のメンバーのファンでもある確率が大きくなることが明らかとなった.また,メンバー間でのファンの類似度や,ファンの遷移を利用したネットワークの構築も行った.

  • 松尾 豊, 吉田 宏司, 榊 剛史
    人工知能
    2015年 30 巻 1 号 89-96
    発行日: 2015/01/01
    公開日: 2020/09/29
    解説誌・一般情報誌 フリー
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