ITの急速な進展と共に機器の高性能化の波も勢いを増している中,
簡単ケータイ
が発売され,好評を博している.人間が扱いきれる能力を超えた製品が世に多くある証拠である.人間は分厚い説明書を読み解きなんとか機器を理解してきたが,それが限界を迎えたときすべての機器は
簡単ケータイ
の例のようにそれらの減らしていくのだろうか.本稿では人間が機器を理解するのではなく,機器が人間を理解する手法を提案し、高機能システムをより身近なサービスロボットとして我々を支援してくれるシステムを提案する.人間が社会生活を行うことで出てくる情報には個性を示すものが多く含まれており,本研究ではそれらを個人嗜好情報と名づけ、ネットワークロボットを介して収集することで能動的に人間を支援することを目指す.
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