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クエリ検索: "総合格闘技"
122件中 1-20の結果を表示しています
  • *小田 桂吾, 斉藤 秀之, 沼宮内 華子, 金森 毅繁, 糸賀 美穂, 田中 利和, 小関 迪
    理学療法学Supplement
    2003年 2002 巻 LP710
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/03/19
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】格闘技は古代から世界各地に様々な民族の文化を反映し存在している。しかし1993年、アメリカでルールの制約がほとんどないUltimate Fighting Championshipが開催され、世界的に
    総合格闘技
    という概念の新たな競技が盛んになっており、日本でもPRIDE,修斗,パンクラスなどの興行が人気を集めている。今回
    総合格闘技
    の選手の障害,外傷に関する調査をしたのでここに報告する。【対象】プロの
    総合格闘技
    選手11名,平均年齢25.7±3歳,平均身長171.6±6cm,平均体重74.1±12kgで全員男性であった。【方法】個別にアンケートにてコンディション,外傷,障害に関する調査を実施した。【結果】対象者の練習頻度は週5.5回、練習時間は2.9時間であった。対象者全員が今までに何らかの外傷,障害を経験していた。複数回答による疾患部位は耳介(カリフラワー状耳),肩関節,腰部,肘関節が8件と最も多く以下、頸部,手指(7件),下腿(すね),足関節,足指(6件),膝関節,鼻,(5件)手関節(4件),顔面,股関節(3件),頭部,上腕,前腕,胸部,大腿部,ハムストリングス(2件)であった。医療機関で確定診断を受けたものについては腰椎分離症,鼻骨折(3件),頚椎捻挫,膝半月板損傷,膝靭帯損傷,肩関節脱臼,足関節捻挫,足関節骨折(2件),手関節脱臼,手関節骨折,肘靭帯損傷,頚椎ヘルニア,腰椎椎間板ヘルニア,肘関節脱臼,大腿肉離れ,足指骨折(1件)等であった。受傷後入院が必要であった選手は3名、手術を行った選手は2名であった。また受傷後の経過として疾患部位の痛みが残存,慢性化しているが59.3%、完治したのが40.7%であったが現在、医療機関でリハビリテーションを行っている選手はいなかった。【考察】
    総合格闘技
    は基本的に「目潰し」「噛みつき」「金的攻撃」が禁止され、投げ技,打撃技(パンチ,キック),関節技,締め技の全てが認められている。関節技を例にとれば選手は対戦相手の正常可動域を越えるように技を仕掛けようとする。すなわち外傷,障害を防ぐのは不可能に近い状態である。実際の試合で決まり手となるのは打撃によるKOを除くと、チョークスリーパー(裸締め),腕ひしぎ十字固め,三角締め,足首固め等が多く、疾患部位にダメージを受けやすい傾向にあると考えられる。またグランドでの攻防ではマウント,ガードポジションというポジショニングが重要になってくるが、これは頸部,腰部に対するストレスがかかると考えられる。今回の調査で選手は疾患部位のリハビリテーションをほとんど行っておらず、慢性的な痛みを抱えながら試合に臨んでいると考えられる。競技能力を高める意味でも今後選手の状態に合わせたアスレティックリハビリテーション及びトレーニングの指導が必要であると考えられる。
  • 小野 昌志
    産学官連携ジャーナル
    2021年 17 巻 12 号 33-
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/01/15
    ジャーナル フリー
  • 清水 禎則, 立石 智彦, 佐藤 哲也, 長瀬 寅, 中川 照彦, 土屋 正光
    日本臨床スポーツ医学会誌
    2024年 32 巻 2 号 232-239
    発行日: 2024/04/30
    公開日: 2024/07/04
    ジャーナル フリー

    プロレスリング(プロレス)は,レスリングを基盤とした投げ技・関節技のほか打撃技や飛び技も含めた激しい攻防が行われる格闘技である.試合中の負傷も少なくないが,プロレスにおける傷害統計や1 施設での治療経験の報告はない.2008-2021 年に当科を受診したプロレスラー80 例181 件(男性71 例169 件,女性9 例12 件)を対象とし,外傷・障害部位別頻度と種別頻度について検討した.部位別頻度では,下肢92 件(50.8%),上肢61 件(33.7%),体幹17 件(9.4%),頭部・顔面11 件(6.1%)であり,下肢・上肢で80% 以上を占めた.下肢の内訳は,膝関節67 件(37.0%),足関節12 件(6.7%),足6 件(3.3%)であった.上肢の内訳は,肩・肩鎖関節24 件(13.3%),肘関節25 件(13.8%),手・手関節10 件(5.5%)であった.種別頻度においては,試合等での外傷のほか,ダメージの蓄積によると考えられる変形性関節症や炎症性疾患の占める割合が高いのが特徴的であった.手術加療を行った症例は32 例41 件であり,下肢ではACL 再建術が10 例11 件(うち再再建2 件)と最多であった.上肢では肘部管症候群に対する尺骨神経移行術が5 例6 件,肘関節鏡視下遊離体摘出術が4 例5 件と多かった.他競技同様,手術適応例に対しては適切な時期に手術加療を行い,十分なリハビリ期間を経て復帰することが望ましい.

  • 「危険」を理由に禁止される行為の違いに着目して
    松宮 智生
    スポーツとジェンダー研究
    2010年 8 巻 35-47
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/01/01
    ジャーナル フリー
    Even as barriers impeding participation in sports by women are eliminated, differences between male and female including gender-segregated competitions and different rules still exist. Mixed martial arts (MMA) competitions, which have been gaining popularity since the 1990s in both Japan and the United States, are held under different rules for the different genders. There are more restrictions (prohibitions) in the rules for female than those for male. MMA is dangerous in the sense that the objective is to knock out the opponent or to force the opponent to give up. The author examined the types of conduct that are prohibited in MMA, which entails these risks, because they are dangerous, and whether there are any differences between competitions for male and female. For this research, the author analyzed the rules of MMA, clarified the background on how the rules for female were adopted and their purposes through surveys of those who were involved in establishing the rules, and verified the validity of adopting rules that differentiate between the genders. Through an analysis of the results, it became clear that different rules by gender were adopted based on the following considerations: (1) the skill level needed to overcome the danger; and (2) physical and social disadvantages that women suffer as a result of injuries. Nonetheless, there is no denying the existence of a certain gender bias when there is an assumption that women suffer more social disadvantage than men as a result of facial injuries. The fact is, however, that these disadvantages are recognized in courts cases and other situations, and event organizers and rule developers have no choice but to take them into consideration.
  • 山本 美穂
    林業経済研究
    2000年 46 巻 2 号 55-57
    発行日: 2000/07/15
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 奥田 愛子, 中込 四郎
    日本体育学会大会予稿集
    2012年 63 巻 03-24--81
    発行日: 2012/08/22
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 藤川 優
    日本体育学会大会予稿集
    2012年 63 巻 03-24--80
    発行日: 2012/08/22
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 冨永 哲志, 豊田 則成
    日本体育学会大会予稿集
    2012年 63 巻 03-24--79
    発行日: 2012/08/22
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 松宮 智生
    日本体育学会大会予稿集
    2008年 59 巻 00-10-7209-3
    発行日: 2008/09/09
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
  • —ケイパビリティ・アプローチを手がかりに—
    松宮 智生
    スポーツとジェンダー研究
    2013年 11 巻 29-42
    発行日: 2013年
    公開日: 2023/06/29
    ジャーナル フリー
    The previous study (Matsumiya, 2010) clarified the course and background of the formulation of rules for women in mixed martial arts through interviews with those in charge of formulating those rules. Those involved in the formulation devised the rules taking into account such factors as the extent of facial damage incurred by women due to injury. It has not been clarified, however, whether or not women athletes who engage in competitions under these rules consider the rules specifically for women to be valid. In this study, the author clarifies the requirements for the validity of rules seen from the perspective of athletes through interviews with women athletes. Those who formulated the rules for women did so setting them at a relatively low level so that capabilities would not be impaired during the lifetime of the athletes, including after retirement, reflecting the approach of “eliminating risk.” Meanwhile, the athletes seek to expand their own capabilities from the approach of “overcoming risk” by enhancing physical abilities in their particular sport. In order to respect capabilities seen from the perspective of the athletes, there is a need to provide venues for competition that do not deprive them of opportunities for free choice. The author suggests the acceptance of the pound (punching to the head and face of grounded opponent) in the rules for women. Participation by women in mixed martial arts further refines the competition format as a sport and enables a reevaluation of the value of competing as a sport. It is thus necessary to give consideration to the capabilities of the athletes.
  • 岡部 祐介, 友添 秀則, 吉永 武史
    日本体育学会大会予稿集
    2008年 59 巻 00-10-7209-2
    発行日: 2008/09/09
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 橋本 大
    日本体育学会大会予稿集
    2008年 59 巻 00-10-7209-1
    発行日: 2008/09/09
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 柔道 ブラジリアン柔術 総合格闘技
    菱田 慶文, 中嶋 哲也, 細谷 洋子
    スポーツ人類學研究
    2022年 2022 巻 24 号 41-52
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 中島 史朗
    障害者スポーツ科学
    2010年 8 巻 1 号 67-68
    発行日: 2010/06/30
    公開日: 2017/10/02
    ジャーナル フリー
  • 本田 裕子
    林業経済
    2017年 69 巻 11 号 29-33
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
  • *小田 桂吾, 鈴木 恒, 平野 篤
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 926
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】今回、腰椎椎間板ヘルニアを患ったプロ
    総合格闘技
    選手の競技復帰に向けたリハビリテーション(以下リハ)を経験したのでここに報告する。
    【症例紹介】29歳、男性。診断名:腰椎椎間板ヘルニア(L5/S1)。身長163cm、体重58kg。
    【現病歴】2004年より腰痛、左下肢のしびれが出現。以降、試合出場困難となる。2006年、2年振りに復帰し2試合2勝の成績を収めるが腰痛が改善されず、更なる競技能力向上を目的として2週間、リハ目的の入院となった。
    【初期評価】主訴:常に腰が重い感じ。練習後、腰が張る。(ともに特に左側)アライメント:立位前額面で左肩甲帯下制、脊柱やや右側弯で体幹軽度左側屈あり。矢状面で腰椎前弯、骨盤前傾あり。タイトネステスト:SLR;右60度、左50度。HBD;右0cm、左5cm。FFD;-10cm、MMT:左中殿筋4
    【経過】1週目の主なリハプログラムは腰部の筋緊張改善を目的とした物理療法、ストレッチ。腹部の深層筋を意識しながらフォームローラーやバランスボールを使用したコアトレーニング。股関節周囲筋力強化を目的としたアウフバウトレーニング等を中心に行った。2週目はトレーニング強度を高めつつ、立位でアライメントが崩れない身体の軸作りを目的としたバランストレーニング、スタビライゼーショントレーニング等を導入していった。退院時、タイトネステストでSLRは左右共70度、HBD左右共0cm、FFD0cmに改善、疼痛は練習後少し張りが残る程度の訴えに軽減。退院後は外来及びジムでフォローしながら退院2週後より実戦練習再開。8週後、初の打撃のみの試合に出場し判定勝ちを収めた。
    【考察】実戦動作の問題点のひとつとして、左ストレートを打つ際に骨盤の右回旋が不十分で体幹の左側屈が出現しており左腰部に過度なストレスが考えられた。原因としては軸足となる右股関節周囲の筋力低下や左腹斜筋、腸腰筋の柔軟性低下が考えられ、これを改善するために軸足を不安定板に乗せた状態で打撃練習を行い、骨盤を回旋させ体幹と左腕の連携を意識させながらパンチを出す練習を行った。近年、腰痛の治療は体幹の前後、左右、ひねり、上、下肢との連動性を十分考慮したコアトレーニングの概念が必要であると報告されている。また力が発揮する姿勢であるパワーポジションを獲得するためには骨盤の安定性が必要であるとも言われており、激しい動きを伴う
    総合格闘技
    選手は様々な技術と体力が要求されるためリハは単に症状の改善を目的とするだけでなく、そのファイトスタイルを考慮する必要があり今後さらなるレベルアップを選手とともに目指していきたいと考える。
  • *遠藤 誠, Bareman Eugene, Johnson Adam
    日本トレーニング指導学会大会プログラム・抄録集
    2018年 2018 巻
    発行日: 2018年
    公開日: 2024/12/25
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    <目的> 
    総合格闘技
    (MMA)のトレーニングキャンプでは、試合の時期が不安定な為、理想的 なシーズン期分けは望めない。このような事情の中でも選手の体力管理や疲労状態のコントロ ールを果たさなくてはならない。心拍変動は、選手の疲労状態を反映し、ストレスへの耐性を 推測できる可能性がある指標として注目されている。最近の簡易アプリケーション(アプリ) では、心拍数だけでなくR-R間隔を測定及び算出処理し、簡易的な数値で心拍変動を表している。 本実践報告では、試合に向かって行うMMAのトレーニングキャンプ中、心拍数や心拍変動をア プリによって記録することが、キャンプの推進に役立ち両指標がより実践的な指標になり得る のか検討を試みた。 <対象> UFC219大会(米国ラスベガス)に臨むライト級選手(ニュージーランド人)一名。 <測定の期間及び項目> 測定は2017年11月11日開始〜同年12月23日終了(競技会は12月31日)。 この期間中の5週間、同選手の3ラウンド(各5分、インターバル1分)に渡るMMAのスパーリン グ中の心拍数(HR)を、運動時心拍数(HRex)と回復時心拍数(HRR)に分けて各週に一回記録し た(アプリはPolar Beat)。さらに、43日間連続して起床時の心拍変動(HRV)を記録した(ア プリはBioForce)。両指標ともPolar社製H7を使用し胸部誘導で記録を行った。 <結果> 1. HRの記録が可能であった5週間中、スパーリングの運動強度を示す HRexは僅かな がら上昇する傾向にあった。また1分間のラウンドインターバルではHRRが僅かな減少傾向にあ った。同選手と競技成績及びトレーニング状況が最も類似したスパーリングパートナーとの記 録に着目すると、期間中HRexは3.4%上昇しHRRは直線的に7.6%下降していた。つまり運動強度 が増加しても明らかに回復が早まる状態が見られていた。 2.43日間に渡るHRVは試合前6〜4週目に渡って下降と変動が見られたが試合前3〜2週目には 基 準値97(アプリの換算法はlnRMSSD値×20)周辺を僅かに上下し安定する様になっていた。 <指標の利用状況> トレーニングの量、頻度、強度を下げていくテーパリング期は、試合の 14〜10日前での開始が予定されていた。実際には、自己申告と共に疲労状態にあった場合と、 チームの海外遠征に同行した際にもHRVの基準値からの低下が見られ、その当日に対応したミ ニテーパリングも試みた。ミニテーパリングではサーキットやストレングストレーニングで調 整を行い、MMAの実技トレーニングは予定通り行った。これによって翌日からHRVの一時的な回 復が見られたが、その安定は実際のテーパリング期間に確認できた。 <現場への提言> これらアプリの指標は、キャンプ期間の設定が不合理であった場合にも積 極的な利用が可能であると思われる。起床時のHRVの測定は、選手の疲労状態評価とストレス 耐性評価という観点から、トレーニングの進行に合わせたトレーニング量、頻度、強度の調整 と判断の要素として扱うことができた。HRは持久的な運動強度の目安となる有用な指標である ことが確認できたが、運動特性自体の解明が急がれるMMAを、スパーリングのHR測定のみで定 量する難しさも認められる。テーパリング期間には、両指標に改善や向上が見られたが、この 状態を予測、さらに両指標を関連付けてキャンプが進行した訳ではなかった。
  • 体力科学
    2022年 71 巻 4 号 373-375
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/07/12
    ジャーナル オープンアクセス
  • *伊能 良紀, 三井 利仁
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 925
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】高校野球には高等学校野球関連規定により、毎年12月1日から翌年3月20日まで練習に主点を置くために対外試合を禁止する規則がある(練習試合は3月第2土曜から解禁)。これをアウト・オブ・シーズン規定という。このアウト・オブ・シーズン規定により春の全国選抜高等学校野球大会(以下、選抜大会)と夏の全国高等学校野球選手権大会(以下、選手権)は、出場決定から本大会までの期間の練習目的が大きく異なる。選抜大会出場校は、選抜大会前にアウト・オブ・シーズンを挟むため、自チームの競技力向上はもちろんの事、秋季大会やそれ以前に受けた傷害・慢性障害(以下、障害)を治療・改善する事にも力を注ぎやすい。さらに、この期間に新たな傷害を受けない事が選抜大会で十分な能力を発揮する事に繋がる。今回、選抜大会出場校のアウト・オブ・シーズンに関わったので報告する。
    【対象及び方法】選抜大会に出場した高校の野球部員21名(身長169.1±4.9cm、体重63.78±5.78kg)に対し、理学療法士と野球部専属トレーナーが外傷に対する応急処置・ケア等、傷害・障害から競技復帰へのコンディショニング・トレーニング指導等を行った。
    【結果】関わった人数は、全部員21名のうち、11名(投手4名、捕手1名、内野手4名、外野手2名)。傷害・障害部位は、肩5例、肘4例、腰部7例、股関節1例、膝4例、足部1例の23例。そのうち、急性外傷6例(肩3例、腰部1例、膝1例、足部1例)、慢性障害:17例(肩2例、肘4例、腰6例、股関節2例、膝3例)であった。関わった内容は、練習メニューとは別にテーピング3例、コンディショニング22例、トレーニング指導15例であった(重複あり)。
    【考察】様々な傷害・障害を持つ選手がいたが、この期間中に受傷する選手より、秋季大会中や秋期大会以前の野球歴から障害を持ち続けている選手が23例中17例と多かった。その理由として、投手が練習終了後にアイシングをするだけで、整理体操を行う選手も少なく、身体のケアに関心が低かったことが考えられた。アウト・オブ・シーズンの期間を利用して、傷害・障害に対する直接的なアプローチだけでなく、身体のケア・整理体操の必要性を選手に自覚させる取り組みとして、身体のケアについて講義も行った。選手が身体のケアに関心を持ち実践した事により、アウト・オブ・シーズン中に受ける傷害を減らす事ができた。さらに、秋期大会以前の障害も改善できた。以上から、身体のケアのみに練習時間が取られていたこれまでより、多くの練習量の確保ができた。今回の活動で、選抜大会での活躍に少なからず寄与でできたのではないかと考えている。今後の課題として、どのようなメディカルサポートがアウト・オブ・シーズンにとって適切か調査・研究していきたい。
  • 競技への参加資格と競技の公平性を中心に
    松宮 智生
    スポーツとジェンダー研究
    2015年 13 巻 164-165
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/04/14
    ジャーナル フリー
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