小論は,21世紀の学校教育を取り巻く環境が社会のグローバル化の中で大きく変遷を遂げる中,学校における教科としての
英語教育
学はどうあるべきかを考えるものである。第1に,1960年代に始まる学問としての
英語教育
学の構想時代からいかに概念規定が行われたか,それに随行して
英語教育
(研究)の流れを3つの時代に区分し,
英語教育
学の系譜をたどる。第2に,過去10年間に
英語教育
全国学会誌に採択された論文の分野や研究方法の分析から,近年の
英語教育
学研究の動向を概観する。このような流れを踏まえて,最後に,今後の教科教育としての
英語教育
学研究の将来について,校種を越えた教科内および教科間の連携から,あるべき方向を模索する。
抄録全体を表示