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クエリ検索: "菅野村" 兵庫県宍粟郡
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 小泉 千浩
    日本林學會誌
    1937年 19 巻 7 号 450-456
    発行日: 1937/07/10
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
  • 佐多 一至, 豐東 積
    日本林學會誌
    1939年 21 巻 2 号 50-58
    発行日: 1939/02/10
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
    1. 本調査はアベマキコルク剥皮事業の採算關係を吟味する目的を以て
    兵庫縣宍粟郡山崎町及菅野村
    に於て施行したものである。
    2. アベマキの樹高,剥皮し得る高さ,剥皮高率(樹高に對する剥皮高の百分率),コルク層の厚さ等は何れも胸高直徑の函數であつて,是等の因子の關係はy=αe-β/Dなる指數曲線式を以て示し得る。
    3. アベマキコルクの剥皮功程は天候,立地,樹勢,樹齡,蟲害の有無等によつて著しく異り,降雨續きたる後や山麓の適潤地に存立する生育良好なる林木の加く皮層に水分の含有量の多いものは剥皮容易である,乾燥地に存立するものや,炎天續きたる後は剥皮困難であり蟻害を蒙つたものも剥皮が容易でない,然し大觀すれば剥皮所要時間は胸高直徑の函數と認むることが出來,林分を構成するものは指數曲線式を以て兩因子の關係を示し得る。
    4. アベアキコルクの收量は胸高直徑に正比例的に増大し,兩因子の關係は指數曲線式y=αeβD-γ/Dを以て示し得る。
    5. アベマキコルクは剥皮後1箇月にして9.1%減量し,汽車積輸送によつて更に4.7%減量し總量に於て13.8%の歩減を示した。
    6. 現在の市價は工場着1貫25錢であるが此市價を以てすれば雜木林内に混淆するアベマキの胸高直徑8糎以上の林木から剥皮することは採算上有利である,山出距離7町内外の便利な林地で山林主自ら剥皮すれば胸高直徑20糎の林木ならば一日當純收入2.97圓となり, 10糎の林木でも1.76圓の純收入となる。
    7. 採算とれる長低市場價格を人夫賃に關係せしめて吟味したが,胸高直徑大となるに從つて最低市價は低落しても事業は成立つものであつて,胸高直徑20糎の林木ならば人夫賃1.80圓を支拂つても市價が1貫當0.161圓以上ならば採算とれることを知つた。
  • 志賀 弘
    日本林學會誌
    1944年 26 巻 4 号 127-132
    発行日: 1944/04/10
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
    1. 本白炭窯は収炭率の向上,操作の簡易化及日産量の増加を目的とするものである。
    2. 口焚法の改良即ち立炭材詰込後,嵐口と燃料投人口を除く窯口の全部を閉鎖して嵐口より點火する如く繰作することによりて燃料に於て從來の約半減即ち7貫程度にて着火し,時間も2時間乃至2時間半にて充分であり,窯口附近の炭材の燃燒灰化を防止し得る。
    3. 収炭率は燃料を加へて15%餘であつて.從來の白炭窯に此し2~3%の増加である。
    4. 操作の簡易化のため窯底勾配を一定とし,通風口及通風精煉口を一定數を定め,煙,通風の調節は全く行はない。
    5. 日産量は1日6俵であつて.製炭者の金員収人も約5割を増加し得る。以上
  • 佐多 一至
    日本林學會誌
    1941年 23 巻 9 号 491-498
    発行日: 1941/09/10
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
  • 佐多 一至
    日本林學會誌
    1940年 22 巻 3 号 113-125
    発行日: 1940/03/10
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
    以上記述し來つた處を要約して摘記すれば次の如くである。
    1) 本報告は支那四川省萬縣産の支那油桐を移入して年平均氣温14℃内外の山崎町附近で造林して,日本油桐と比較した成績である。支那萬縣は年平均氣温17℃以上,年降水量約990粍で山崎町に比して温暖で年雨量は約500粍少い,冬季は特に温暖で萬縣の最低温の月である一月の平均氣温は山崎町の三月の平均氣温に匹敵して居る。然し四季を通ずる降水量の配布状態は酷似し,相關係數は+0.91±0.033である,此事實が支那油桐の育成上好影響を與へて居るのではないかとも考へられる。
    2) 供試の支那油桐は日本油桐に比し耐寒性に富み發育も良好であつた。和歌山縣産の支那油桐も日本油桐に比し耐陰性も強いことを實驗によつて知り得た。
    3) 支那油桐を較寒地で栽培するには其個體生態學的性質を利用し,肥沃林地に樹下植栽するか,孔状又は帶状に疎開した林内に植栽するのが有利であると考へられる。
    4) 支那油桐には秋季紅葉するものと黄葉するものとがある。紅葉種は林齢3~4年にして開花結實するが黄葉種は林齢7年以上に達しなければ結實するに至らないのではないかと考へられる。
    5) 紅葉種は秋季葉裏の太い葉脈附近から紅葉を初め先づ葉裏が紅紫色に紅葉し終に葉表も紅葉するに至るが,葉肉が厚い爲か葉面は暗紅色である。樹皮は新條は緑色であるが古皮は黒味勝の灰白色である。黄葉種の黄葉はハンテンボクの黄葉と同似である。樹皮は新條は緑色であるが古い部分は紅葉種よりも白味が強い。
    5) 紅葉種は黄葉種に比し生長は稍劣るが地味を選ぶことが比較的少く諸害に對する抵抗力も強く,樹形はよく均勢を保ち形態の大小に論なく同似の樹形を保つて居るが,黄葉種は生長は旺盛であるが地味の肥瘠により生長にも不同を生ずること甚しく,蟲害や風害にも罹り易い。
    6) 支那油桐紅葉種の林齢4年の母種から採集した果實及種子は一般の例に比し大粒で重かつた。是は品種的特徴か母樹齢の關係か今後の研究に俟たなければ斷言し難い。
    7) 供試木から採集した支那油桐の果形は不同であつたが,豐産木3本の果形は酷似し形状比94~95%を示した。種子は大體に於て形状比130%内外であつた。
    (1940年2月稿)
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