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クエリ検索: "調布市立第八中学校"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 柴 正博, 廣瀬 祐市, 延原 尊美, 高木 克将, 安田 美輪, 富士 幸祐, 中村 光宏
    地球科学
    2013年 67 巻 1 号 1-19
    発行日: 2013/01/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
    本稿では,山梨県南巨摩郡身延町中富地区に分布するいわゆる静川層群を,富士川層群とその上位の曙層群に再定義した.富士川層群は下位よりしもべ層,身延層,飯富層からなり,曙層群は下位より川平層,中山層,平須層からなる.飯富層遅沢砂岩部層からはAmussiopecten iitomiensis - Megacardita panda群集がすでに報告されていたが,今回新たに3つの軟体動物化石群集が発見された.それらは,身延層三ツ石凝灰角礫岩部層のAmussiopecten akiyamae - Chlamys miurensis群集と飯富層早川橋砂岩泥岩互層部層のCrenulilimopsis oblonga - Megacardita oyamai群集,曙層群川平層のAmussiopecten praesignis - Chlamys satoi群集である.以上の結果と筆者らによる既報の浮遊性有孔虫生層序にもとづくと,富士川層群は後期中新世に,曙層群は鮮新世に形成されたと考えられる.手打沢不整合は,富士川層群の陸上侵食の後に曙層群が堆積することによって形成されたものと考えられ,これは中新世末期の隆起と初期鮮新世の海水準上昇と隆起の結果と考えられる.
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