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クエリ検索: "道の駅いわいずみ"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 牛山 素行, 関谷 直也
    自然災害科学
    2018年 36 巻 4 号 429-40545
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/10/15
    ジャーナル フリー
    筆頭著者はこれまでに,2004年から2014年に日本で発生した風水害による死者・行方不明者 (犠牲者)の発生状況によるデータベースを構築しており,この間の犠牲者712人(以下「2004- 2014」)について分類を行ってきた。本研究では,2016年 8 月に北日本を襲った台風2016年10号(以下「T1610」)による犠牲者と,「2004-2014」を比較した特徴について論ずる。この台風により,岩手県 ,北海道で 23人が 死亡,4人が行方不明となった。「T1610」犠牲者の特徴としては以下が挙げられる。 1 )犠牲者の74%が洪水によるものであった。 2 )犠牲者の78%が65歳以上の高齢者であった。3 )犠牲者の30%が避難行動をとったにもかかわらず死亡したものであった。1 ) の洪水による犠牲者率74%は,「2004-2014」より高い。「T1610 」は「山地河川洪水災害」と言えるが,このタイプの災害では「洪水」犠牲者が多くなる傾向にある。 2 )の犠牲者中の高齢者率 78%も,「2004-2014」に比べて高い。このうち9人は高齢者福祉施設内で死亡しており,高齢者の避難行動の難しさが顕在化した。 3 )の避難行動ありの犠牲者率30%も「2004-2014」に比べて高い。避難行動のタイミングについてさらに検討していく必要がある。一方,岩手県岩泉町安家地区では,11世帯が倒壊したにもかかわらず,死者は1人にとどまった。この地区では,多くの住民が積極的な避難行動をとったことにより,被害を軽減した可能性がある。
  • -地盤工学と河川工学の観点から-
    森口 周二, 大河原 正文, 呉 修一
    地盤工学ジャーナル
    2018年 13 巻 2 号 149-158
    発行日: 2018/06/30
    公開日: 2018/06/30
    ジャーナル フリー

    本論文は,2016年8月末に襲来した台風10号による被害を分析したものである。台風によって発生した豪雨は東北地方や北海道で多くの被害をもたらした。本研究では,特に東北地方において被害の大きかった岩手県内の被害を対象とする。地盤工学および河川工学の観点を含めており,地盤工学については主に土砂災害の被害を分析し,河川工学については,多くの死者が発生した岩手県乙茂地区の洪水被害に焦点をあてた。また,これらの結果に基づいて,今後の豪雨災害に被害軽減のための課題を整理した。

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