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クエリ検索: "金泰錫"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 金 政仁, 李 鐘赫, 李 根培
    自然言語処理
    1998年 5 巻 2 号 3-24
    発行日: 1998/04/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    日韓機械翻訳を研究している多くの研究者らは両国語の文節単位の語順一致のような類似性を最大に生かすため, 直接翻訳方式を採択している. しかし, 日本語と韓国語の述部問には, 対応する品詞の不一致, 局部的な語順の不一致, 活用ルールの不一致, 時制表現の不一致などが解決しにくい問題として残っている. 本稿では述部表現の不一致を解決するため “様相テーブルに基づいた韓国語の生成方法” を提案し, それに対して体系的な評価を行なう. この方法は述部だけを対象にする抽象的で意味記号的な様相資質をテーブル化し, 両国語の述部表現のPIVOTとして用いることにより, 述部の様相表現の効果的な翻訳を可能とする. 朝日新聞と日本語の文法本から抽出した2, 338個の例文を対象に述部の翻訳処理を試みた結果, 約97.5%が自然に翻訳され, 述部翻訳の際, 本方法が有効であることが確認できた.
  • 卜 朝暉, 池田 尚志
    自然言語処理
    2004年 11 巻 3 号 97-122
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    日中機械翻訳において, 日本語の否定文を中国語に翻訳する際, 中国語否定辞の訳し分けと文中での否定辞の位置の決定は二つの大きな問題であり, 市販の日中MTシステムでも, 否定文の翻訳に関する誤りが多く見られる. その原因は次の2点にある.
    (i) 否定辞の対応が一対多である. 日本語の基本的な否定辞は「ない」であるが, 中国語に翻訳されると, その否定の意味と文法上の規定により, 「不, 没 (没有), 別」の三つの可能性がある.
    (ii) 否定辞の文中での位置も相当に異なっている. 日本語の「ない」はいつでも述語に後接しているが, 中国語の「不, 没 (没有), 別」は否定の焦点と中国語の構文上の約束によって, 謂語, 状語, あるいは補語の前などに現れる.
    我々は日中機械翻訳システムjaw/Chineseを開発中であるが, そこでは否定文の翻訳は, 否定辞を除いた基本文の翻訳はパターン変換処理によって行い, 否定辞の翻訳は中国語否定辞の選択規則と否定辞の位置規則を用いて翻訳する. 本論文では日中両言語における否定文を分析し, (i) に対して, 日本語文の構文特徴, 中国語文の構文特徴述語とその連用修飾語の属性などを利用して否定辞の選択規則をまとめた.(ii) については否定焦点の日本語と中国語構文上での反映の相違, 及び中国語否定辞の構文上での位置制限と結びつけて考察し, 否定焦点の曖昧性保留も検討した上, 機械で処理できる形で位置判定規則を示した. そしてその二つの規則を中心として, 否定文の翻訳方法を提案した. 日英対訳例文集から抜き出した約1000文中の113文の否定文に対して, 手作業で実験評価した結果, 約94%の精度であった.
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