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クエリ検索: "長尾卓也"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • *中川 俊人, 大辻 摩希子, 小枝 暁子, 楠元 久美子, 長尾 卓也, 小関 恵美子, 丸谷 小百合, 片木 淳, 王鞍 孝子, 鰐渕 英機, 萩原 琢男
    日本毒性学会学術年会
    2014年 41.1 巻 P-85
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/08/26
    会議録・要旨集 フリー
     初代培養ヒト肝細胞は,医薬品開発における薬物代謝試験のgold standardとして認識されており,また,肝毒性評価にも有用な試験系として用いられる.しかし,従来の懸濁あるいは2次元平面培養では,肝臓本来の代謝機能の長期間維持が困難であった.すなわち,従来のin vitro試験法には,臨床では生成するクリアランスが小さい代謝経路の代謝物の生成予測が不充分である,代謝物に起因する毒性検出に高濃度の薬剤曝露を要するといった,必ずしも生体の反応を正確に反映できていないという問題点が顕在していた.そのため,上市後に多くの患者に使用されることにより初めて,薬物代謝に起因する重篤な肝障害が明らかとなり,その結果として市場から撤退する医薬品も認められ,患者に対する予期せぬ健康障害が根絶できていない.そこで,医薬品等の開発では,肝障害による健康被害と経済損失を回避すべく,長期間代謝機能を維持したヒト肝細胞培養系を用いた種々の薬物代謝・毒性評価への試みが精力的に検討されている.
     安全性評価研究会・スフェロイド分科会(クローズド・コンソーシアム)では,近年多く提案されている3次元in vitro評価法のひとつとしてCell-ableを用いたヒト肝細胞スフェロイドについて検討し,この試験系が第1相および第2相反応の薬物代謝酵素活性を長期間維持し,従来in vitro試験で確認困難とされていた代謝物を検出できる有望な試験系であることを報告した。今回、更にその有用性の確認と評価法の標準化を進めるべく,協力企業のクローズド・コンソーシアムで,スフェロイド培養法と従来の懸濁法および2次元平面培養法との、薬物代謝活性の比較検討を実施した.この検討結果を紹介し,スフェロイド培養法による薬物代謝評価法の有用性と今後の展望について考察する.
  • *楠元 久美子, 片木 淳, 長井 大地, 小枝 暁子, 長尾 卓也, 丸谷 小百合, 城村 友子, 王鞍 孝子, 松本 範人, 荻原 琢男, 鰐渕 英機
    日本毒性学会学術年会
    2014年 41.1 巻 P-101
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/08/26
    会議録・要旨集 フリー
     医薬品などの化学物質が生体に吸収された場合,肝臓は高い濃度で曝露されるとともに代謝を行う。このため非常に毒性が発現し易い臓器である。これまでも種々の動物を用い毒性の評価が試みられてきたが,種差の違いによりヒトにおける適切な毒性評価がなされなかった場合も確認されている。一方,ヒト肝細胞等を用いた評価系の検討も実施され,懸濁あるいは2次元平面培養したin vitro評価も実施されてきたが,長期間代謝能を維持した状態で培養することが難しい点などから,ヒト特有の毒性の検出も含め評価が不十分であった。そのため医薬品の中には,上市後,多くの患者に使用されることにより初めて重篤な肝障害が明らかとなり,その結果市場から撤退せざるを得ない場合や,予期せぬ健康障害が根絶できていない。そこで,医薬品等の開発では,肝障害による健康被害と経済損失を回避すべく,長期間代謝能を維持したヒト肝細胞培養系を用いた種々の毒性評価への試みが精力的に検討されている。
    これまで我々安全性評価研究会・スフェロイド分科会(クローズド・コンソーシアム)では,近年多く提案されている3次元in vitro評価法のひとつとしてヒト肝細胞スフェロイドを使用し,より早期に薬剤性肝障害の発生リスクを検出することをめざして,長期曝露による毒性評価を複数施設にて実施した。これまでに得られた有用性の確認と評価法の標準化を進めるべく,従来の2次元in vitro評価法と比較しつつ,協力企業のクローズド・コンソーシアムで検討を進めている。今回はこれら検討結果およびこれまでの活動成果を踏まえた進捗と今後の展望について,紹介する予定である。
  • 佐藤 純
    日本生気象学会雑誌
    2003年 40 巻 4 号 219-224
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/16
    ジャーナル フリー
    著者らは慢性痛が前線通過や気温低下の際に悪化する現象の科学的実証とそのメカニズムを明らかにする目的で,慢性痛モデルラットを用いた人工環境曝露実験を行ってきた.これまでに,天気変化でみられる程度の気圧低下(大気圧から27hPa減圧)と気温低下(22°Cから7°C冷却)により単関節炎モデルと神経因性疼痛モデルの疼痛行動が増強することを明らかにし,いわゆる「天気痛」を動物モデルで再現することに成功した.そして,気圧低下の疼痛増強作用には交感神経活動が重要であること,また気温低下による疼痛増強のメカニズムにおいては,病態時に出現する皮膚冷感受性線維の感作が重要な役割を担っていることも見出した.さらに,内耳破壊を施した神経因性疼痛モデルを用いた気圧低下実験の結果から,気圧の変化を検出する機構(気圧検出センサー)がラットの内耳前庭部に存在することを示唆する結果を得た.
  • 日本結晶学会誌
    2003年 45 巻 Supplement 号 69-79
    発行日: 2003/12/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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