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クエリ検索: "阜康市"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 劉 晨, 王 勤学, 雷 阿林, 楊 永輝, 欧陽 竹, 林 躍明, 李 彦, 王 克林
    システム農学
    2009年 25 巻 1 号 35-44
    発行日: 2009/01/10
    公開日: 2015/06/04
    ジャーナル フリー
    人間活動(食物消費、排泄物の排出、農作など)が窒素フローに及ぼす影響を明らかにするため、現地調査を行って中国の6 つの典型的生態系における地域窒素収支モデルに関わる諸パラメータ(人間が各食物から摂取する窒素の量、人間が排泄物として土壌や河川への排出する窒素量、農作で主に使われている窒素化学肥料の種類及び割合、農副生産物および家畜糞尿に含まれる窒素の流出ルートなど)を同定した。1 日1 人当たり各食物から摂取する蛋白質量の総平均値は107g/人/日であった。各生態系間の蛋白質摂取総量については有意な差がなかったが、各食物からの蛋白質摂取量については、卵類を除き、有意な差が見られた。その差異は経済の格差以外に、地域の特性、風土、習慣などの違いを反映していることが示された。また、都市化の進行によって、人間排泄物の土壌還元率が減る一方、水域排出率が増加していることが分かった。人間の排泄物の環境への潜在窒素負荷量としては、都市部では年間1 人当たりおよそ1.02 kg-N が土壌へ、5.49 kg-N が水域へ、農村部では年間1 人当たりおよそ4.33 kg-N が土壌へ、1.60 kg-N が水域へ排出されることとなり、都市部と農村部の間に大きな差があることがわかった。さらに、化学肥料の中、最も使われているのは尿素と複合肥料となり、広範囲の灌漑畑農業システムと平野水田農業システムでは、肥料種類の多様化が見られた。水田農業システムとオアシス農業システムでは、わらなどの農副生産物の多くは、燃やす、あるいは元肥と一緒に混ぜて土壌に還元する場合が多く、灌漑畑農業システムにおいては麦わらなどの農副生産物の7 割以上は回収され、家畜の肥料として利用されていた。家畜の糞尿のほとんどは耕地や牧草地に還元されているが、飼養規模が大きくなると、放棄されるケースもあった。
  • -新疆ウイグル自治区・昌吉回族自治州を事例として-
    祖力菲姫 買買提, 志賀 永一
    農業経営研究
    2004年 42 巻 1 号 179-182
    発行日: 2004年
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 加藤勝美,尾和ハイズィック香吏,阿部祥子,和田有司
    安全工学
    2007年 46 巻 4 号 245-249
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2016/11/30
    ジャーナル フリー
  • 劉 晨, 王 勤学
    環境科学会誌
    2010年 23 巻 4 号 259-267
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/07/25
    ジャーナル フリー
    中国農村地域を主なフィールドとして,食生活や農作や人間排泄物の排出ルートなどの人間活動およびその変化が農業生態系の水・物質循環に及ぼす影響を統計資料と現地調査などによって,定量的に解明した。その結果,長江流域の農業系と生活系から水域への窒素輸出総量は1980年の1.98 Tg-Nから,1990年の3.03 Tg-N,2000年の4.50 Tg-Nにまで増加した。1980年の窒素排出源は主に下流流域に集中していたのに対し,1990年代には中流流域まで,2000年には中下流を中心として周辺へと広く拡大した。化学肥料使用量の急増および肥料利用効率の低下が河川窒素負荷量の増加の主な要因であった。また,現地調査の結果によると,人間の排泄物の環境への潜在窒素負荷量として,都市部では年間1人当たりおよそ1.02 kg-Nが土壌へ,5.49 kg-Nが水域へ,農村部では年間1人当たりおよそ4.33 kg-Nが土壌へ,1.60 kg-Nが水域へ排出されることとなる。さらに,経済の発展や都市化の進展が農村地域における肉類の消費量を増加させたり,地域内の人間排泄物の土壌還元率を減少させたりしている一方,水域排出率を増加させたり,化学肥料や県外からの輸入飼料に依存するようにさせたりしていることも明らかとなった。化学肥料施用量の減少,利用効率の増加および排泄物などの有機物の循環再利用は河川富栄養化を抑制するための重要な鍵となる。
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