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クエリ検索: "青沼国夫"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 野村 愛
    専門日本語教育研究
    2015年 17 巻 11-16
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2020/09/08
    ジャーナル フリー
    日本は、2008年より経済連携協定(以下「EPA」)に基づき、外国人介護人材の受入れを開始した。EPAを巡ってはさまざまな課題が指摘されている。課題が残る中、2014年には「外国人介護人材受入れの在り方に関する検討会」が開催された。本稿は、EPAの制度および同検討会を取り上げ、政策的背景に基づく外国人介護人材受入れの動向を報告し、それに伴う介護の日本語教育の広がりについても考察した。これらを踏まえた課題として、介護の日本語教育についての関係者間の共通認識(JSPという視点)、介護の日本語教育に携わる人材の育成、就労現場での学びを挙げた。
  • 野村 愛
    専門日本語教育研究
    2014年 16 巻 79-84
    発行日: 2014/12/26
    公開日: 2016/11/20
    ジャーナル フリー
    本稿は、就労開始2年目のフィリピン人介護福祉士候補者2名に対して行った学習支援に関する実践報告である。学習目標「介護専門知識の習得」および「国家試験頻出語彙の習得」を達成させるために、日本語教育と介護分野の支援者が連携して学習支援を行った。しかし、「介護専門知識の習得」については、候補者は目標に到達せず、学習支援も計画通りに進まなかった。そこで、学習支援記録から、介護の専門学習の支援を行う上での日本語教育に関わる課題を明らかにした。本実践の課題から、効果的な学習支援のためには、介護の専門学習開始前に専門学習に必要な日本語能力を習得させること、学習難易度を踏まえて学習支援をすること、候補者の自律的学習を支援することが必要であると考察した。
  • ――インタビューの分析から――
    武内 博子
    日本語教育
    2017年 166 巻 1-14
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル フリー

     本稿では,EPAに基づく介護福祉士候補者(以下候補者)が現状をふまえ,よりよく介護福祉士国家試験対策(以下国家試験対策)が進められるよう学習支援者は何ができるかその提言を行うことを目的に,候補者に具体的にどのように国家試験対策を進めたのか,またその過程で思ったことなどを構造構成的質的研究法に基づきインタビューを行った。インタビューデータを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより分析した結果,国家試験対策過程は大きく停滞から促進へと移行することが明らかになった。この結果を受け,①長丁場である国家試験対策期間のモチベーション維持への働きかけ②学習支援担当者が国家試験対策の全体像を見せる③候補者を孤立させないといった3点を学習支援者が意識して進めていくことが必要であろう。また候補者と施設職員の双方にとって,関係性を築いていく力や態度を育成する場が必要ではないかと考える。

  • 瀨川 結美
    大学図書館研究
    2020年 114 巻 論文ID: 2059
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/07
    ジャーナル オープンアクセス
    電子付録
    日本のデジタルアーカイブは,発見性の向上やシステムのユーザビリティ改善が長年の課題である。特に研究資料の不足により,近年海外における日本研究が退潮傾向にある中,海外ユーザーを視野に入れた対応を進め,これを食い止める必要がある。一方,近年のIIIFの登場や,Adobe社によるFlash player開発の終了告知は,多くの図書館にシステム再構築の必要性を認識させ,先述の課題解決を図る好機と捉えることができる。具体的な対応策を認識するため,筆者は日本への関心が高いポーランドのクラクフに赴き,日本研究に関する学会への参加,関連機関の訪問調査を行った。その結果,日本のデジタルアーカイブは多様な観点から有効な資料と成り得る一方で,ユーザーからはポータルの整備や英語対応が求められていることがわかった。これらに対応しながら,日本のデジタルアーカイブを国際的な交流や研究協力の橋渡しとなる存在に育てていければと考える。
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