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クエリ検索: "鳥海山・飛島ジオパーク"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • *岸本 誠司
    日本地理学会発表要旨集
    2019年 2019a 巻 S105
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/24
    会議録・要旨集 フリー

    ジオパークは「持続可能な地域社会へ貢献するしくみづくり」を進めるプログラムである。「地質遺産の保護」,「教育」,「持続可能なジオツーリズム」の3つが活動の柱となるが,ジオツーリズムは,観光客数の増加や経済効果といった既存観光への貢献とともに,「地質遺産の保護」,「教育」,「持続可能なジオツーリズム」のそれぞれの活動がどのように関連し合い,互いの効果を高めているのかを検討しなければ客観的な評価は得られにくい。

     ジオツーリズムの担い手はガイドである。ジオツーリズムの醍醐味は,ジオパークの理念を理解した質の高いガイドを介して,地域の地質遺産の価値や,地域の自然や社会を成立させているジオストーリーなどを楽しむところにある。児童・生徒を対象としたジオツーリズムでは,教職経験を持つガイドが「教科書と地域をつなぐ」教育的効果の高い内容のガイドを提供し,ジオツーリズムを通じてジオサイトを何度も訪問することで,それぞれのガイドが現場の小さな変化に気付くことができるモニターとして保護・保全の担い手にもなっている。さらにガイドが有する防災や安全管理に関するスキルは,ツーリズムにおいて観光客を守る「観光防災」の役割を果たす。このようにジオパークガイドには,ツーリズムのみならず,保護・保全,教育,防災など多面的な役割を期待することができる。

     「海洋プラスチック」問題が社会的な注目を浴びている。日本において海洋プラスチックを含む「海ごみ」が問題視され始めたのは1990年頃のことで,飛島をはじめとした全国の離島の現状が発端となり,2009年に超党派による議員立法「海岸漂着物処理推進法」が制定された。飛島では来年で20年目となる「飛島クリーンアップ作戦」が行われ,近年では海の環境学習と保護・保全活動がセットとなった「とびしまクリーンツーリズム」が実施されている。

     現在,飛島では避けがたい人口減少と向き合いながら,IUターンの若者たちを含む地域住民や,行政,大学,研究者,NPO,ボランティア団体,ジオパーク協議会などが協力しながら,未来志向の地域づくりに取り組んでいる。多面的な役割を担うツーリズムは,島に関わる多様な主体を吸引し,持続可能な地域社会に貢献する新しいツーリズムのかたちとして期待されている。

  • 林 信太郎
    日本火山学会講演予稿集
    2014年 2014 巻 G1-03
    発行日: 2014/11/02
    公開日: 2017/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • 有馬 貴之
    E-journal GEO
    2020年 15 巻 1 号 115-119
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/02/22
    ジャーナル フリー
  • サイエンスウィンドウ編集部
    サイエンスウィンドウ
    2018年 12 巻 3 号 1-41
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/17
    [早期公開] 公開日: 2018/09/28
    解説誌・一般情報誌 フリー
    電子付録

    目次

    特集 元気な地域のつくりかた

    p.05 

    鳥海山
    飛島ジオパーク
     大地”の価値を見つめ直す ジオパーク活動で地域に貢献

    p.10 愛媛県愛南町 ベンチャー企業、養殖業者、役場、漁協、大学が一体となって日本の水産養殖業を救う!

    p.15 北海道帯広市、群馬県東吾妻町 テクノロジーを上手に活用することで酪農の仕事はもっと楽しくなる!

    p.18 鹿児島県肝付町 テクノロジー活用で人と人がつながり高齢者の生きがいを生む

    p.21 岩手県山田町、静岡県浜松市ほか 自立した地域資源を生み出す技術とは

    p.25 長崎県壱岐市 島民みんなのアイデアで企業も若者も集まる豊かな島へ

    イベント情報

    p.29 サイエンスアゴラ2018「科学」と「社会」の関係を深め、ともに未来を創る。今年も注目の企画が目白押し

    連載

    p.32 カガクのめばえ 第2回 寺川寿子さん 名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センター准教授

    p.36 観察法のイロハのイ こんなところにも!? キノコ 吹春俊光 千葉県立中央博物館植物学研究科長

    p.39 Open the Window ~サイエンスウィンドウと子どもたち~ 家族でリスクコミュニケーション 箱根ジオミュージアム

  • にかほ市役所 企画課
    風力エネルギー
    2017年 41 巻 1 号 59-61
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/07/11
    ジャーナル フリー
  • サイエンスウィンドウ編集部
    サイエンスウィンドウ
    2018年 12 巻 4 号 1-38
    発行日: 2019/01/09
    公開日: 2019/01/09
    [早期公開] 公開日: 2018/12/20
    解説誌・一般情報誌 フリー
    電子付録

    目次

    特集 交わるアートとサイエンス

    p.04 テクノロジーで広がる アートの可能性

    p.06 デジタルとアナログの融合で 時空を超えて甦るクローン文化財

    p.11 映画の感動をすべての人に

    p.13 みんなで音を楽しもう♪

    p.15 VRで新しいアニメの表現を

    p.17 バイオアートで見えてくる 自然界の営み

    p.20 AIが創作をサポート アートがもっと楽しくなる!

    p.23 AI研究者とクリエイターが考える 「AIがアートをつくる未来」とは

    連載

    p.29 カガクのめばえ 第3回 細野 秀雄さん 東京工業大学フロンティア材料研究所教授、同元素戦略研究センター長

    p.33 観察法のイロハのイ 自然がつくった神秘の空間 鍾乳洞 後藤聡 日本洞窟学会会長

    p.36 Open the Window ~サイエンスウィンドウと子どもたち~ イラスト図解でヒトと動物の関係を理解する 大阪市立滝川小学校4年生

  • 工藤 佳世, 大山 幹成, 栗本 康司, 足立 幸司, 高田 克彦
    木材学会誌
    2019年 65 巻 2 号 102-109
    発行日: 2019/04/25
    公開日: 2019/04/28
    ジャーナル フリー

    平成26年秋,日本海沿岸東北自動車道の延伸工事に伴い,秋田県にかほ市の象潟インターチェンジ付近の工事現場から大量の埋没木が発掘された。これらは紀元前466年の鳥海山の山体崩壊による象潟岩屑なだれによって地中に埋まったと考えられ,学術的にも地域の文化遺産としても非常に貴重なものである。本研究では今後の埋没木の利活用や研究のための基礎的な知見を収集するために,埋没木の樹種を同定し解剖学的特徴や材色を明らかにした。埋没木39点について樹種同定を行った結果,クリ,コナラ属,ケヤキ,トチノキ,ブナ属,アサダ,スギが同定された。埋没木の材色は現生材とは異なり,クリおよびコナラ属は黒色,ケヤキは深緑色,ブナ属は暗い黄土色,トチノキは暗い黄灰色,アサダはこげ茶色,スギは緑灰色から茶色を呈していた。今後,樹種同定結果をもとに埋没木の強度特性や化学成分,材色変化機構との関連性を解明することが必要である。

  • 地理学評論 Series A
    2019年 92 巻 5 号 320-334
    発行日: 2019/09/01
    公開日: 2022/09/28
    ジャーナル フリー
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