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2件中 1-2の結果を表示しています
  • 口腔底腫瘍術後の一例
    小山 祐司, 出江 紳一, 石田 暉, 酒泉 和夫, 金子 敦夫, 山本 映子
    リハビリテーション医学
    1998年 35 巻 4 号 245-248
    発行日: 1998/04/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    口腔底腫瘍術後の舌運動障害により主に準備期,口腔期に摂食・嚥下障害を呈した一症例を経験した.摂食・嚥下時に食塊が口蓋と口腔底に停滞して咽頭へ送り込めなかった.そのため口腔内死腔を減少させる目的で嚥下補助床を両顎へ作製した.Videofluorographyでは補助床装着により液体およびゼリーの咽頭への送り込みに改善を認めた.しかし舌による口蓋への押しつぶしは弱く,臼歯咬合面へ食片を運べないことから,前歯部で粉砕した食片を両顎補助床間で捉え,舌背へ送れるよう補助床に傾斜をつけて調整した.その結果,ゼリー粉砕後の送り込みも改善した.本補助床は嚥下の口腔期障害の治療に有効と思われた.
  • 山下 拓, 冨藤 雅之, 荒木 幸仁, 塩谷 彰浩
    頭頸部癌
    2013年 39 巻 1 号 37-43
    発行日: 2013/04/25
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    我々はこれまで,声門上癌・中下咽頭癌に対する低侵襲治療として経口的一塊切除術,Transoral Videolaryngoscopic Surgery(TOVS)を提案し報告してきた。今回,中咽頭癌に対してTOVSを施行した25例26病変につき検討した。病変の主たる亜部位は側壁15例16病変,上壁5例,後壁3例,前壁2例であった。T分類はT1:8病変,T2:13病変,T3:5病変,T4:0病変で,N0:13例14病変,N+:12病変であった。経過中,頸部郭清は18例(72.0%)に,気管切開は1例(4.0%)に,放射線治療は10例(40.0%)に施行された。再建手術を行った症例はない。観察期間は中央値3年5ヶ月で,3年粗生存率,疾患特異的生存率,局所温存率はそれぞれ93.3%,100%,100%であった。嚥下機能正常とされるFunctional Outcome Swallowing Scale (FOSS) stage 0および1,日常会話に支障のないレベルと考えられる会話明瞭度評価Grade 1および2であった症例がともに96.0%(25例中24例)を占め機能面でも良好であった。T1,T2および一部のT3中咽頭癌に対するTOVSは,根治性を維持しつつ機能温存に寄与していると考えられた。
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