企業
長寿大国である日本。株式会社帝国データバンクの調査によると、2019年中に業歴100年となる
企業
を含めた「老舗
企業
」は、3万3259社存在することが分かっている。毎年「老舗
企業
」への仲間入りをする
企業
があれば、倒産する
企業
もあり、株式会社帝国データバンクのデータによると、2012年~2021年では平均して毎年約8000社が倒産している。「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味するVUCAともいえる急速な変化の時代であるため、既存の組織評価指標を適用することは困難である。持続可能な組織構造を実現するためには、新たな組織評価基準が必要である。そこで本研究では、いくつかの組織評価基準、組織モデル、既存理論に基づいて持続可能な経営を可能とする組織評価指標の開発を目指した。
組織評価は、Great Place To Work、イノベーティブ・オーガニゼーションツリー、Gallup World Poll Engagementなどの既存の組織測定基準と、7Sモデル、スターモデル、組織
DNA
などの組織モデルを参照して開発した。その結果、定義が整理され、「組織」、「戦略」、「制度」の領域が設定された。今後は、この組織評価指標を用いて組織評価を行う必要が出てくる。
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