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クエリ検索: "KAMIKAZE TAXI"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 鄭 惠先
    社会言語科学
    2001年 4 巻 1 号 58-67
    発行日: 2001/09/30
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,複数を表す接尾辞「たち」と「ら」の選択の条件を明らかにすることにある.方法としては,映画シナリオを資料とし,その中から「人称代名詞+たち」と「人称代名詞+ら」の形式を取りだして,使用実態を考察した.選択条件としては,話し手の属性による観点から「地域差」と「性差」,発話内容による観点から「聞き手包含・非包含」という項目を立てた.すなわち,地域が関東か関西か,話し手が男性か女性か,また,自称複数に聞き手を含むか含まないかを調べ,「たち」と「ら」の使用率を比較した.分析の結果,「たち」と「ら」の使用上の選択条件として,以下のことが検証された.(1)関西では関東に比べ,「ら」の使用率が高い.(2)関東では,男性が女性に比べ,「ら」の使用率が高い.(3)関東では,自称複数に聞き手を含まない文が聞き手を含む文に比べ,「ら」の使用率が高い.
  • 市川 新
    シミュレーション&ゲーミング
    2020年 30 巻 1 号 11-22
    発行日: 2020/07/10
    公開日: 2020/07/10
    ジャーナル フリー

    本稿の題名の演練とは,昭和16年6月頃から11月頃にかけて,すなわち,1941年に研究され計画され実施された社会システム・ゲーミングを示す.演練は,当時の軍事用語であるが,現代用語では,ゲーミング・シミュレーションに相当しよう.演練は,当時の官僚を中心に33名の若手エリートによる政策研究ゲーミング,あるいは当時の大日本帝国の運命を研究する国家戦略研究ゲーミングともいえる.その構造と内容について,現在までにわかったことについて報告する.なお,近衛内閣直轄の総力戦研究所における演練が現代における社会システムのゲーミング・シミュレーションの原型でないかと思われる.戦後,この演練が最初に文献に現れたのは1950年後半のアメリカのランド研究所の報告であり,その研究員らが戦争ゲームとして分類していた.1941年の当時に,日本でこのような社会システム・ゲーミングが実施されていたとは理解できなかったのではないかと推測される.そればかりか,このゲーミング・シミュレーションが,政策科学における世界最初の創始となるのではないかと思っている.

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