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クエリ検索: "MUSIC MAKER"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 忻然 石, 調 麻佐志
    コモンズ
    2024年 2024 巻 3 号 135-161
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/05/08
    ジャーナル オープンアクセス
    音響技術の機械化以来、新技術は音楽実践に影響を与え続け、それが音響技術研究の主要な研究対象の一つとなっている。本研究は、新しい音響技術の典型事例として初期デジタル・シンセサイザーの一つ、Fairlight CMIに注目し、その日本における受容と定着の過程を明らかにし、さらに、それが80年代日本の音楽シーンに与えた影響を明らかにすることを目的とする。Fairlight CMIの設計者は当初、その製品が強力なデジタル・シンセサイザーとして使用されることを意図していたものの、技術の「解釈の柔軟性」とユーザの主体性の反映の結果、英国においてと同じく日本でも現実にはそのサンプリングとシーケンサーという2つの機能が特に好んで使用されることとなった(Harkins 2015, 2016)。さらに、Fairlight CMIの受容過程はそのような単純な描像にとどまらず、ユーザによってFairlight CMI に対するモチベーション、使用法、認識が大きく異なっていた。本研究では、日本の著名な音楽家や編曲者4名に注目して、Fairlight CMIがどう使用され、どう受容されたか、また、それが設計者の当初の意図とどう異なっていたかを明らかにする。Fairlight CMIの音楽文化への導入は、そのユーザと聴衆に、当時の音楽にかかる美意識と伝統について多くの議論、再考、さらには再定義を引き起こし、最終的に音楽実践を再構築した。Fairlight CMIがユーザによって積極的に設計者の想定と異なる扱いを受けたことで、とくにサンプリングとシーケンスの機能の積極的な使用という点で、音楽文化に影響を与え、最終的にはそれを再構成することになった。
  • 安久津 太一, 竹澤 栄祐
    共生科学
    2015年 6 巻 6 号 29-42
    発行日: 2015年
    公開日: 2019/06/17
    ジャーナル オープンアクセス
    This study investigates how music education major students at a university experience flow in the process of group flute learning as a part of teacher training courses in Japan. First, the study explores the theoretical framework of kyosei no manabi by means of music, followed by the section to describe Cikszentmihaly’s flow theory and of its application to observe learners’ flow experience in the context of music education practice. Finally, the narrative of 5 beginner flute students, including researcher, gives an account of learner’s reflections on their flow experience. The study revealed that individual learners’ flow experience changes overtime and music intrinsically motivates each learner to interact with each other and to construct kyosei no manabi.
  • 川合 康央, *池田 岳史, *益岡 了
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2017年 64 巻 C7-06
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/29
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は,地域の歴史的文化を伝えるための街並み景観シミュレーションシステムを開発するものである.対象地区として,旧東海道における藤澤宿(現在の神奈川県藤沢市)を選定し,開発環境としてゲームエンジンであるUnreal Engineを採用した.建築物や都市施設などの空間構成要素のモデルデータを3DCG制作環境で作成するとともに,会話可能なキャラクターも再現することとした.宿場町を自由に行動可能なようなインタラクションとして,直感的な動作可能なようゲームパッドによる操作を実装した.本システムは,藤沢市ふじさわ宿交流館において,2016年5月より常設展示され,これまでに3回のシステム更新を行っている.本研究は,江戸時代後期の旧東海道「藤澤宿」を市民に分かりやすく伝え,地域の歴史文化に興味関心を持たせることで,地域の文化継承を支援するシステムを開発することであり,およそ当初の目的を達成したと考えられる.今後,他の宿場町でも自由に再現可能なプラットフォーム化を計画している.
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