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クエリ検索: "Nao" 作曲家
5件中 1-5の結果を表示しています
  • メシアンの音楽語法との関連性をめぐって
    竹内 直
    音楽表現学
    2011年 9 巻 45-56
    発行日: 2011/11/30
    公開日: 2020/06/26
    ジャーナル フリー

     日本の「民族主義」を代表する

    作曲家
    の一人とされる早坂文雄(1914-1955)の《交響的組曲「ユーカラ」》(1955) は無調性への傾斜や複雑なリズム語法の使用などの特徴から、早坂の新しい境地を示した作品であるとされながら、これまでその音楽語法は明らかになってはいなかった。本稿は早坂の《ユーカラ》における音楽語法を、メシアンの音楽語法との関連から考察することを試みたものである。

     早坂が《ユーカラ》において用いた音楽語法には、メシアンの音楽語法である「移調の限られた旋法」、「添加価値」をもつリズム、「逆行不能リズム」、「鳥の歌」と類似する手法が頻繁に用いられている。またそうした手法のなかには武満徹(1930-1996)の音楽語法との共通点もみられた。

     早坂がメシアンに関心をもっていたという言説を踏まえれば、早坂の《ユーカラ》における音楽語法は、メシアンの語法との近親性を具体的に例示することになるだろう。またその語法は、武満徹をはじめとする早坂の影響を受けたとされる

    作曲家
    の語法との関係をより具体的に示しているといえる。

  • その影響の痕跡と12音の組織化のはざまで
    竹内 直
    音楽表現学
    2014年 12 巻 1-14
    発行日: 2014/11/30
    公開日: 2020/05/25
    ジャーナル フリー

     日本の「民族主義」を代表する

    作曲家
    の一人とされる早坂文雄(1914-1955)は戦後になって日本で本格的に受容された12音技法について否定的な見解を示した。しかし、1955年に書かれた《交響的組曲「ユーカラ」》のスケッチのなかには12音音列やオクターヴ内の12の音すべてを重複なしに使用した旋律の断片が残されている。早坂の12音技法への関心を示すスケッチの存在は、早坂が12音技法を少なからず試みた、あるいは試みようとしたことの証左である。早坂は作品の完成稿に12音技法そのものを用いなかったが、音程や音数のグループ化によって、12音の組織化を試みている。本稿はスケッチを足がかりとして、早坂文雄と12音技法との係わりを、彼自身の汎東洋主義の音楽論との関係も含めて明らかにすることを試みたものである。

     12音技法自体は放棄したものの、早坂は《ユーカラ》のなかで様々な音を組織化する手法を用いた。同じ音程の反復や音数のグループ化といった音の組織化は12音技法そのものよりも、むしろ新ヴィーン楽派の無調期の作風との関連を感じさせるものである。音を組織化する種々の手法は、早坂が12音技法をそのまま受け容れたのではなく、独自の方法でそれらを咀嚼し、東洋的な抽象性・ 形而上性と無調音楽との融合を目指した音楽観である自らの汎東洋主義との接点を模索した結果であると結論づけられる。

  • 〈アポロ〉〈セレナーデ〉を中心に
    山田 奈緒
    舞踊學
    1999年 1999 巻 22 号 112
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 日本手外科学会雑誌
    2011年 28 巻 1 号 1-
    発行日: 2011年
    公開日: 2024/03/22
    ジャーナル フリー
  • 関西医科大学雑誌
    2017年 68 巻 39-202
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/15
    ジャーナル フリー
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