詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ReadSpeaker"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 信田 春満, 張 磊, 笠原 健治
    人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
    2021年 93 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/11/20
    会議録・要旨集 フリー

    世界初の「ディープラーニング技術を用いて言語生成し会話する家庭用コミュニケーションロボット」として認定された自律型会話ロボット Romi とその技術について紹介する.本稿では Romi の紹介と全体的な技術要素の構成の説明を行い, Romi の主要な2つの会話エンジンである ScenarioGraph と Cooper について説明する.ScenarioGraph はルールベースの会話を行うエンジンで主に天気予報を聞くなど機能的な会話に使用され, グラフで表現された会話ルールに従って会話を行う. Cooper は Romi のおよそ9割の会話を担う Transformer ベースの会話エンジンであり, Encoder 部分と Decoder 部分を統合することで比較的小さなサイズのモデルでも高品質な会話を短いレスポンスタイムで行えるよう工夫されたモデルである.しかし,このようなシステムのペルソナは初めに設定されたもので固定されており,事前に設定されたプロファイルから自動的に更新することができない.例えば,条件づけられていないペルソナについての質問がシステムに入力された場合には,システムが新たなペルソナを含んだ発話を生成する可能性がある.そのため,システムが一貫した対話を行うにはこのような新たなペルソナも考慮する必要がある.そこで本研究では,ペルソナ対話システムが発話履歴に応じて自身のペルソナを自動で更新するという新たな問題設定を考え,これを実現するために,ペルソナ追加機構を持つペルソナ対話システムを提案し,その際に起こりうる問題の影響の調査を行った."

  • 内田 貴久, 船山 智, 境 くりま, 港 隆史, 石黒 浩
    ヒューマンインタフェース学会論文誌
    2022年 24 巻 3 号 167-180
    発行日: 2022/08/25
    公開日: 2022/08/25
    ジャーナル フリー
    The purpose of this study is to promote relationship building between the users who meet for the first time in a three members’ dialogue: one robot and two users. It is often difficult for people who have never met each other before to talk with each other because of psychological barriers caused by mutual unfamiliarity. In this study, we developed a dialogue android that promotes relationship building between the users without speaking directly to each other. It induces the user to taking the other’s perspective by asking the user to speak for the other’s opinion. The experimental results confirmed that the proposed method promotes the relationship building between them, the sense of dialogue. It also improved the impression of the android and the dialogue with it, and the impression on the dialogue between the three persons as a whole. These results suggest that the proposed method is an effective way to promote relationship building between first-time people when androids engage in three persons’ dialogue.
  • ― 文中の入れ替え可能な語に関する知識に着目して ―
    内野 駿介
    小学校英語教育学会誌
    2021年 21 巻 01 号 143-158
    発行日: 2021/03/20
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル フリー

    言語によるコミュニケーションを行うためには文法知識が不可欠である。英語によるコミュニケーションを通した体験的な学習が中心の小学校英語教育においても,児童は英語の規則に気づき,文法知識を獲得していると考えられている。児童の文法知識の発達は類似の表現の蓄積から規則を抽出するカテゴリ学習のプロセスであると捉えることができるが,同一の児童の文法知識の発達を経時的に捉えた研究はこれまでに行われていない。本研究では小学5 年生終了時と6 年生終了時に同一の児童を対象に調査を行い,What [a]sport do [b]you [c]like? の [a] what に続く名詞,[b] 主語,[c] 動詞の各スロットに入り得る語に関する児童の知識の発達を捉えることを試みた。調査には文法性判断課題 (GJT),空所補充課題 (FBT) メタ言語知識課題 (MKT) を用いた。主な結果は次の3 点である。第1 に,児童の文法知識は小学6 年生の1 年間で発達した。第2 に,ひとつの構造でもスロットの位置によって知識の習得度は異なっていた。第3 に,暗示的知識や手続き的知識を身につけている児童はメタ言語知識を身につけている場合もあるが,規則の説明に文法用語はほとんど用いられていなかった。

feedback
Top