2011 年 10 巻 4 号 p. 141-146
Journal of Computer Chemistry, Japan (JCCJ)では,J-STAGEの投稿・審査システム(J-STAGE2)を利用して投稿から公開までの作業をWeb上で行っている.J-STAGE2での論文公開は,PDF形式で行われてきたが,世界標準ではXMLでの公開が求められるようになってきていることや,J-STAGE2の後継である J-STAGE3ではXMLファイル形式に対応することから,JCCJ誌においても,XMLワークフローの開発を行うこととした.その結果,eXtyles,InDesign,and Typefi system 等を用いることで,日本語論文でのXML形式へのワークフローを世界で初めて実現することができた.また,XML形式の論文ファイルを自動的にHTML形式に変換し,成形された論文をWeb公開するJCCJ公開管理システムを開発した.