日本機械学会論文集 A編
Online ISSN : 1884-8338
Print ISSN : 0387-5008
粗大第2相を含む鋼の延性破壊について
友田 陽河村 泰文黒木 剛司郎
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1980 年 46 巻 406 号 p. 598-604

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抄録

炭素鋼S15Cを用い, フェライト母相中にマルテンサイトあるいはパーライトコロニーの点在する平滑材を作製し, 延性破壊過程, 特にボイド発生ひずみや発生機構におよぼす粗大第2相の強度と内部組織の影響を調べた. 第2相強度の増加に伴い, ボイド発生は第2相破壊形から界面はく離形へと移行し, ボイド発生ひずみが減少するため, 破断延性の減少をもたらした. さらに, マルテンサイトとパーライトの場合の相違点を明確にした.

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© 社団法人日本機械学会
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