日本機械学会論文集 C編
Online ISSN : 1884-8354
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塑性加工における焼付き発生機構の研究 : 無潤滑条件における面圧と相対すべり量の影響
中村 保加藤 浩三松井 伯夫
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1986 年 52 巻 473 号 p. 163-172

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抄録

新たに押出し形摩擦試験機を試作し,工業用純アルミニウム材料を用いて無潤滑・低すべり速度条件における焼付き発生機構の解明を試みた.ダイス出口の新生面露出位置で相対すべりも生じ焼付き発生の第1因となる.種々の面圧下で相対すべりを強制した摩擦試験と比較した結果,高面圧範囲では高摩擦拘束のため相対すべりが抑制され,また高静水圧のため素材表面相のせん断破壊が抑制され,焼付き発生が遅れることが明らかになった.

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