著者所属:分子科学研究所 早稲田大学理工学研究所 早稲田大学先進理工学部化学・生命化学科 JST-CREST 京都大学ESICB
2016 年 18 巻 2 号 p. 95-101
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量子化学的手法を用いた分子動力学(QM/MD)シミュレーションは,化学反応の動的過程を微視的に理解するための有効な解析手法の一つである.しかし,数千〜数万個の原子を含む実在系に即したモデルを取り扱うためには,QM/MD計算コストの抜本的な削減が不可欠である.本稿では,密度汎関数強束縛法と分割統治法の組み合わせにより低プレファクタと線形スケーリングを同時に満たす手法とその計算プログラムの並列性能評価,およびナノスケール系への応用例を紹介する.
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