山口大学消化器病態内科学
2003 年 92 巻 5 号 p. 871-873
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症例は66歳,男性.主訴は,左側腹部痛.腹部超音波検査にて,膵体部に限局性腫瘤像と膵腹側に巨大膵仮性嚢胞を認めた.経皮的嚢胞ドレナージ,内視鏡的経鼻膵管ドレナージおよびオクトレオチド投与にて巨大嚢胞は縮小し,症状は改善した.しかし,腫瘤像と好酸球高値の持続を認めたため,限局性自己免疫性膵炎を疑いプレドニゾロンを投与した.投与後,腫瘤像は消失したため自己免疫性膵炎が考えられた.
日本内科学会会誌
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