健康保険諫早総合病院外科
長崎大学原爆資料センター病理部
1998 年 59 巻 8 号 p. 1995-1999
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大腸低分化腺癌23例を高・中分化腺癌473例と臨床病理学的に比較検討した.低分化腺癌は女性に多く,右側大腸に多くみられた.深達度は全てss以上で,リンパ節転移,腹膜播種が高率であった.低分化腺癌では癌巣の間質量は大部分が中間型,硬性型であった. 5年生存率は32.6%,治癒切除例でも50.0%と予後不良であった.低分化腺癌でp53発現と予後との関係はなかったが,間質量が硬性型のものは髄様型,中間型のものに比べ予後不良であった.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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