新別府病院外科
新別府病院病理
2004 年 65 巻 12 号 p. 3180-3184
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症例は83歳,女性.水溶性下痢と嘔吐を主訴に来院した.胃内視鏡検査にて胃前庭部に深い潰瘍を伴ったBorrmann 2型の腫瘍性病変を認めた.同部位の生検にて低分化腺癌と診断され, D2郭清を伴った幽門側胃切除術を行った.病理組織学的には扁平上皮癌で,ほかのどの部分にも腺癌成分は認められなかった.胃原発扁平上皮癌は,極めて稀な疾患であり,文献的考察を含めて報告する.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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