主催: 日本地球化学会年会要旨集
国際統合掘削計画(IODP)第323次航海によりベーリング海のバウワーズ海嶺(Site U1341, 掘削深度1189 m)と大陸斜面域(スロープ海域) (Site U1343, 掘削深度860 m; Site U1344, 掘削深度791 m)で掘削された堆積物試料から抽出した間隙水の化学組成分析、および粘土鉱物組成分析、粘土鉱物サイズフラクション(<2µm)の化学組成分析を行い、スロープ海域堆積物中の海底下200m~300m以深の40℃以下の環境でスメクタイト-イライト反応が起きている可能性を示す兆候を見つけたので報告する。