1976 年 5 巻 1 号 p. 27-32
1本研究は, 各種芝草に対し, マレイン酸ヒドラジドを異る時期に処理し, 芝草に対するその影響をみたものである。
2コウライシバに対しては, 変色などの欠点もなかったが, 著しい抑制効果も認められなかった。
3ノシバには, 5月に製品量にて0.5cc/m2処理により, すぐれた抑制効果を示したが, 高温時, 葉先が赤化した。
4バーミューダグラスでは, 5~6月の処理が効果的である。
5冬芝では, 秋処理の影響が翌春まで及ぶが, 抑制効果をあげるためには, 春季 (3月頃) に再処理した方がよい。
6処理後の降雨または灌水は効果を著しく低下させたり, 抑制効果を無にするものである。