新潟大学
2010 年 31 巻 p. 391-400
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本論は,「映像メディアによる表現」の意義を映画と教育の関わりを通して考察するものである。まず,学校教育における視聴覚教育の研究の系譜に人間形成としての接点を見出すとともに,「本宮方式」といわれる映画の読み取りに関する先行研究やオーストラリアの「シネリテラシー」の取り組みを基に,コミュニケーション能力や自己肯定感等の教育的効果を浮き彫りにする。また,学校・社会・家庭の連携によって構築される美術教育独自のリテラシー観についても言及していく。
大学美術教科教育研究会報告
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