美術教育学:美術科教育学会誌
Online ISSN : 2424-2497
Print ISSN : 0917-771X
ISSN-L : 0917-771X
大正後期から昭和初期の高等師範学校附属小学校における手工科教員の教科観について
機関誌『教育研究』などを対象として
平野 英史
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 38 巻 p. 395-407

詳細
抄録
小論は,大正後期から昭和初期において指導的立場にあった4校の高等師範学校附属小学校の手工科教員(伊藤信一郎,山形寛,横井曹一,大竹拙三)が,その機関誌において主張した教科観の推移から,当時の手工教育の実態を明らかにすることを目的とした。研究の結果,時代・制度・所属校などの特性から影響を受けつつも,子ども中心のカリキュラムを基調としながら,多様な教育思潮(労作教育,工業教育,実業教育,芸術教育,構成教育など)を摂取することで,その内容を教科の目的と方法とに複雑に引用しながら,各実践者固有の主張が展開されていたことが分かった。
著者関連情報
© 2017 美術科教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top