Annals of Cancer Research and Therapy
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Evaluation of argyrophilic nucleolar organizer regions (AgNOR) in breast cancer
Yoshinari OgawaYong-Suk ChungBunzo NakataYasuyuki KatoKazuhiko YoshikawaMichio SowaTakeo Nishimori
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キーワード: AgNOR, breast cancer, prognosis
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1994 年 3 巻 2 号 p. 109-112,70

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抄録
[目的]AgNORは腫瘍増殖活性を反映するとされているが,癌腫における予後因子としての有用性は報告により異なる.今回,乳癌におけるAgNOR染色像と臨床病理学的因子との関連および予後因子としての有用性を検討した.
[対象と方法]乳癌157例(平均観察期間82ヵ月),対照として乳腺線維腫瘍9例,硬化性腺症9例,正常乳腺15例を用い比較検討した.AgNOR染色はCrocker法に準じて行い,1症例100核の核内dot数の平均値を算出し,AgNOR scoreとした.
[結果]AgNOR scoreは,正常乳腺(1.97±0.22),硬化性腺症(2.19±0.26),線維腺腫(2.49±0.51)に比し,癌腫(3.95±1.17)にて有意に高値であった(p<0.001).乳癌においてAgNOR scoreは腫瘍径,リンパ節転移との関連がみられたが,閉経の有無,組織型,エストロゲンレセプターとの関連はみられなかった.乳癌症例を平均AgNOR score3.95を境としてAgNOR高値群と低値群の2群に分け比較すると,高値群の健存率は低値群に比し有意に不良であったが(p<0.05),生存率に有意差は認められなかった.多変量解析では,AgNOR scoreの独立した予後因子としての有用性は認められなかった.
[考察]AgNOR scoreは,乳癌においても腫瘍増殖活性を反映すると考えられた.AgNOR scoreは独立した予後因子としての有用性を認めないものの,高値群と低値群間の健存率に有意差が認められることより,リンパ節転移など他の予後因子が不明な症例においては,再発予測因子として活用できると考えられた.
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© by The Japanese Society of Strategies for Cancer Research and Therapy
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