日本接着学会誌
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研究速報
デシケータ法を利用した木質建材からの放散アセトアルデヒドの定量法
塔村 真一郎井上 明生宮本 康太千葉 保人龍 玲
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2003 年 39 巻 5 号 p. 190-193

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抄録
木質材料から放散されるアセトアルデヒドを簡便に測定する方法としてJIS^JASで採用されているデシケータ法を利用する分析方法を提案した。アセトアルデヒドを含む水溶液を2,4-ジニトロフェニルヒドラジン溶液と反応させてヒドラゾン誘導体とし、これを高速液体クロマトグラフィーによって分離定量する(DNPH-HPLC法)。本法をデシケータ法によって得られたサンプル水に適用することによって,様々な木質建材から放散されるアセトアルデヒドやその他のアルデヒド類を定最することが可能となった。さらに非ホルムアルデヒド系接着剤からのアセトアルデヒドの測定にも本法を適用できることがわかった。これによりデシケータ法を用いた木質建材からのアセトアルデヒド放散に関するデータの蓄稚が飛躍的に進むことが期待できる。
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© 2003 一般社団法人 日本接着学会
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