日本接着学会誌
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研究論文
高屈折率ポリシロキサン系ハードコート材料の創製
谷口 孝森 薫下山 直樹
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2009 年 45 巻 12 号 p. 465-470

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抄録
プラスチックの表面高硬度化を目的としてポリシロキサン系ハードコート材料が開発されて久しい。しかし,多くのポリシロキサン系ハードコート材料は,比較的屈折率が低いために屈折率の高いプラスチック基材に適用した場合,塗膜と基材との界面における光の干渉効果によって縞模様が発生するという課題を抱えている。該課題解決のためにはハードコート材料の高屈折率化が必要となる。本研究においてプラスチックの表面硬度を高め,さらに高屈折率,かつ染色性を有する新しい海島構造からなるポリシロキサン系ハードコート材料を創製した。該ハードコート材料は海成分が3官能性エポキシシラン加水分解物とビスフェノールA型エポキシ樹脂およびアルミニウムアセチルアセトナート硬化剤,また,島成分が五酸化アンチモンナノ粒子から構成された構造となっている。また,本研究において五酸化アンチモンナノ粒子の添加が基材と塗膜との耐久密着性向上に有効なことを見出した。その結果,実用性に優れた高屈折率ポリシロキサン系ハードコート材料の創製が可能となった。
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© 2009 一般社団法人 日本接着学会
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