日本接着学会誌
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研究論文
アセトアセチル化PVAを保護コロイドに使用した酢酸ビニル樹脂エマルジョンの物性と接着性(第2報)-pMDIの添加効果-
山田 雅章滝 欽二吉田 弥明江崎 竜彦
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2009 年 45 巻 2 号 p. 50-57

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抄録
アセトアセチル化PVAを保護コロイドに用いた酢酸ビニル樹脂エマルジョンであるA10を合成し,イソシアネート化合物(pMDI)を添加した際のフィルム物性や木材接着性能を,一般PVA使用のN10と検討した結果,以下のことが明らかとなった。1) A10にpMDIを添加して作製したフィルムの動的粘弾性では180~200℃付近にゴム状平坦部が観察され,損失弾性率のショルダーが高温側へ大きくシフトした。これらの傾向がN10よりも大きく.pMDIの添加量が多くなるほどこの傾向は顕著になった。2)120℃処理を行ったA10フィルムの吸湿率はN10と比べて小さかった。また,pMDI添加量の増加に伴って吸湿率が小さくなる傾向が認められた。A10では加温処理条件を高温・長時間にすると溶出率は低下したが,pMDI添加系ではほとんど差が見られなかった。3)120℃の加温を行ったA10の耐水接着性能は20℃のそれらよりも30%~50%良好な値を示した。pMDI添加量の増加にともなってEPVAcの耐水接着性能が向上し,その効果は特にA10において顕著であった。
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© 2009 一般社団法人 日本接着学会
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