2015 年 51 巻 1 号 p. 12-19
コンクリート表面にセメントモルタルを塗り継ぐ際,予め下地面にポリマーディスパージョン(PD)を塗布する工法は1965年頃から行われてきた。本試験は1971年当時,この用途の市販PDを用いて打継いだセメントモルタル供試体につき,札幌,筑波,大阪で最長10あるいは6年間の屋外暴露を行い,曲げ試験方法で接着強さの経年変化を評価した。本試験の結果,この用途のPDには良好な耐久性が必要であり,耐久性に優れたPDの種類を見出した。接着強さに暴露地や暴露期間が影響する。得ることが可能な最大の曲げ接着強さを曲げ接着強さと接着モルタルの曲げ強さを対比させて求めた。