日本接着学会誌
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研究論文
ハニカムサンドイッチパネルの破壊挙動に関する研究
上山 幸嗣三國 雅知松本 壮史
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2016 年 52 巻 9 号 p. 261-270

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抄録

ハニカムサンドイッチパネルは,軽量でかつ剛性が高いことから様々な用途で用いられている。既報にて,2液室温硬化型アクリル系接着剤をストライプ状に塗布した時の接着剤使用量削減の有用性を報告した。本研究では,前述のパネルでの設計精度を向上させるために曲げ試験における破壊過程を詳細に調査した。微小な破壊の検出には,アコースティックエミッション(AE)の到達時間差法によるAE発生源の位置特定とAEエネルギーの分析の手法を用いた。その結果,試験速度差による接着剤の粘弾性の影響は,曲げ試験の強度と剛性だけでなく,AE発生の分布,AE累積エネルギーの急激な増加が起こる荷重に対しても確認されることがわかった。また,ストライプ状に接着剤を塗布した時に生じる部分的な未塗布部でのハニカム座屈と推定されるAE信号も確認した。これらの結果よりハニカムパネルにおける接着剤の補強効果と強度への寄与をより明確にすることができた。

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© 2016 一般社団法人 日本接着学会
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