日本接着学会誌
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研究論文
相容化材の主鎖構造がLLDPE/PA6/ 相容化材系ポリマーブレンドの力学特性に与える影響
日笠 茂樹
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2021 年 57 巻 9 号 p. 355-362

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抄録

LLDPE / PA6 / 相容化材ブレンドは,積層フィルムをリサイクルしたプラスチックのモデルとして興味

深い。本研究の目的は,LLDPE / PA6 / 相容化材ブレンドに関して,相容化材がブレンドの相構造や力学

特性に与える影響を明らかにすることである。近似した量の無水マレイン酸を含有し,互いに構造の異な

る非極性の主鎖を有する相容化材を用いた。相容化材は,LLDPE 中に分散するPA6 粒子を微細化し,衝撃

強度を顕著に向上させた。この微細化や衝撃強度に関して,無水マレイン酸変性 SEBS( SEBS-g-MA) が,

特異的に高い効果を示した。これら相容化材の無水マレイン酸含有量はほぼ近似していることから,相容化

材の主鎖分子構造がLLDPE / PA6 / 相容化材ブレンドの粒子径や衝撃強度に大きく影響したと推察された。

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© 2021 一般社団法人 日本接着学会
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