2007 年 12 巻 1 号 p. 102-107
乳児院など24時間保育が行われている施設には、保育時間の長さから、保育園や幼稚園とは違った食卓用椅子のニーズがある。しかし、現状適切な机や椅子がないことがわかった。社会福祉法人鞍手乳児院(福岡県鞍手郡鞍手町)に通って、調査、試作実験を行い、集団保育の現場に合わせた子供用の食事テーブルと椅子、加えて保育士用のスツールの製作を行った。子供の遊び食べ対策として、従来のハイチェアでもローチェアでもない、ミドルチェアという新しい高さを持った椅子とそれに合わせた食卓をデザイン・制作を行い、鞍手乳児院に寄贈をした。