ユビキタス社会の実現に向け、いつでもどこでも好きなときに情報にアクセスできるような技術基盤が整ってきている。このような状況の中で、IBMでは小売業のフロアにおける情報システムについて検討を行った。フロアにおける顧客のより良い体験を実現する為にデザインの対象を店舗、端末、コンテンツといったトータルな顧客体験としてデザインを行った。デザインアプローチとしてユーザーセンタード・デザインのプロセスを基本にペルソナ・シナリオ手法を用いデザインの検討を行い、3DCGを用いたプロトタイプにより体験をよりリアルにシミュレーションし、そのデザインコンセプトの評価を行い、顧客視点から店舗でのITソリューションのコンセプトをまとめた。