デザイン学研究作品集
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Pamin:痛みの強さと周期を表現できる評価ツール
大姶良 義将岡崎 章荒井 脩人
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2018 年 23 巻 1 号 p. 1_74-1_77

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抄録

本アプリは、痛みの「強さ」と「周期」を用いて視覚的に痛みを捉え、患者が痛みを表現できる評価ツールとして研究開発したものである(図1)。医療現場では患者の痛みを把握することが重要となっている。しかし、痛みという感覚は主観的で曖昧であり、第三者に伝えることは容易ではない。
本アプリの特徴は、感覚モダリティ変換を用いて直感のまま痛みを伝えることができる点である。タブレット用に開発したアプリとして、画面に表示された痛みの3Dモデルを上下左右のスワイプで操作する。左右のスワイプは痛みモデルの凸の大きさが変化し「痛みの強さ」を表現する。上下のスワイプは凸の反復速度が変化し「痛みの周期」を表現できる。認定看護師の資格を持つ看護師やがん患児が本アプリを操作した時のフィードバックより、本アプリは痛みのイメージが伝わりやすく客観的に理解できるという評価を得た。

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© 2018 著作者
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