抄録
核融合実験装置のダイバータの信頼性を検証するためには、広範囲で高精度の強制対流サブクール沸騰限界熱流束(CHF)表示式が必要である。他の研究者の実験結果と本研究者のCHF表示式を比較すると、他の研究者の実験結果は全実験範囲で系統的な傾向なしに広く分布する。本報では、発熱体表面状態が市販でラフ面とスムース面のSUS304薄肉円管を用い、溶存酸素濃度を飽和状態近傍の6.59 ppmからほぼ0 ppmまで広い範囲でCHFを求め、CHFに及ぼす溶存ガス濃度の影響を明らかにし、限界熱流束発生機構について検討した結果について報告する。