抄録
実用高速炉のための新しい構造設計基準(FDS)開発の一環として、非弾性設計解析に関する指針案の開発を進めている。現在までに同指針案の基本的考え方として、(a) 実挙動のノミナル値よりもむしろ保守的な解析結果を得ることを重視する 及び (b) 適用範囲を明確に定義する、を定めた。さらにこれらを実現するために解決すべき5つの課題として、1) 指針の適用範囲、2) 構成則の選定、3) 負荷履歴効果が解析結果に及ぼす影響の保守的な見積もり、4) 非弾性解析に適したラチェット及びクリープ疲労損傷評価法、5) 解析の品質検査及び一般則に対する補足の役目を果たす例題、を摘出し、解決のための検討に着手した。