日本原子力学会 年会・大会予稿集
2007年秋の大会
セッションID: K60
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高速炉蒸気発生器安定性
冷却過程における,溶融鉛に浸漬された直管および曲管内の強制対流膜沸騰熱伝達特性に関する研究
*小原 慎太郎吉田 憲司松本 忠義片岡 勲
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抄録
高速増殖炉「もんじゅ」などの沸騰伝熱プラントにおいて,仮に高温ラプチャーによる伝熱管の破損が蒸発器で生じた場合には,原子炉の停止に伴い蒸発器は冷却過程へ移行する.この冷却過程における局所高温領域での強制対流膜沸騰熱伝達特性に関する知見は原子力プラントの安全評価・運用・設計において重要である.そのため本研究では溶融鉛に浸漬させた水平方向の直管および曲管内に高質量流束・低クオリティーで水を流し,円管内表面の強制対流膜沸騰熱伝達係数を求めた.質量流束,入口クオリティー,伝熱管加熱長さ,遠心力,内径の大きさについて結果の比較検討をおこない,強制対流膜沸騰熱伝達係数の相関式を作成した.
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© 2007 一般社団法人 日本原子力学会
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